高湯温泉・玉子湯 |
高湯温泉・玉子湯 大人:700円 AM:10:30〜PM:2:00(PM:1:00受け付け終了) 定休日:不定休 入浴日:2012年3月16日と17日 |
旅館 玉子湯の日帰り温泉をまとめました。 同旅館創業時(明治元年)の湯治場の様子を残した湯小屋玉子湯をはじめとして、内湯も露天風呂も源泉かけ流しですばらしいので、料金は当ページの自主的限度を若干超えますがこの「全国共同浴場巡り」に掲載します。 湯小屋 玉子湯 湯小屋 玉子湯は、旅館 玉子湯のフロント(建物の4階)からエレベーターで一階に下りて、裏口に出ると目の前にある。 雪の無い時期はこのあたりは庭園になっている。 木の小橋を渡ると入り口があり、右側が男湯、左側が女湯である。 縄のれんをくぐって三和土に入ると、浴室内に浴槽と脱衣場がある一体型の浴室で、全て木造である。 右側の壁に沿った木の脱衣棚に脱いだ衣服を置き、数歩歩くと浴槽という一体型の浴場は古い共同浴場では良く見かけるが、明治元年から続く玉子湯でお目に掛かって大感激であった。 玉子湯のお湯は乳白色でやや薄緑色をおびているが、お湯をかぶると適温で、湯船に浸かると身体に浸透するような感じがする。 硫黄臭が漂い、お湯の透明度は20センチほどで、白い細かい湯の花が浴槽の底に沈着している。 源泉の温度は44.5度だそうで、木の樋によって浴室に導かれ加水しなくても適温という最高のロケーションで、天井の無い湯小屋の構造により湯気で浴室がくもることも無い。 のんびりと長湯が出来るのでゆっくりと時間を取って訪問したい。 源泉名「玉子湯」は酸性・含硫黄-カルシウム・ナトリウム−硫酸塩温泉(硫化水素型)。 まさに天下の名湯といえる。 | |
野天岩風呂 天渓の湯 |
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野天岩風呂 天渓の湯と天翔の湯は玉子湯からおよそ40メートルほど下流にある野天風呂で男女別に日替わりで提供されている。 天渓の湯は右側の脱衣場を使い、天翔の湯は左側の脱衣場を使う。 脱衣場は単なる木の棚があって、プラスティック脱衣籠が置いてあるだけのシンプルな物。 天渓の湯は木の縁取りをされた露天風呂が二槽連なり、旅館玉子湯の建家からの目隠しが巨大な火山岩で創られていることでワイルドさを演出している。 湯口は岩の割れ目からの滝と木の樋の二方向で、源泉が大量に流入する。 お湯は薄緑色の乳白色でややぬるめ。 内湯の大浴場滝の湯とは源泉も違うのだが、源泉のせいか?屋外のせいかよく分からないが、内湯と比べて透明度に差があり、天渓の湯も天昇の湯も透明度が低く、中身が濃いような気がするがどうだろうか?。 ともかくぬるめの露天風呂は気持ちがよい。 |
野天岩風呂 天翔の湯 |
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野天岩風呂 天渓の湯と天翔の湯の脱衣小屋の入り口は看板の掛け替えで男女別を告げてくれる。 天翔の湯は浴槽が一つだけで、木の縁取りも天渓の湯と変わらず、乳白色でややみどりがかったお湯の色も差はほとんど無い。 湯口の岩の割れ目から滝のように落ちてくる源泉は豪快な感じがする。 入り心地は天渓の湯と同じで、透明度も20センチほど(内湯より透明度は低い)。足を下に付けると足は全く見えなくなる。 自分の足を撮って透明度を見てみる。 一緒に入っていたおじさんがいろいろ話してくれたが、この人は東京の人で玉子湯のリピーター。 安いじゃらんのパッケージツアーで二泊泊まり往復の新幹線代金と合わせて三万円?ちょっととのことなのでびゅうのツアーより更に安いことが判った。 |
内湯 大浴場滝の湯と疝気の湯 |
旅館玉子湯の内湯は四階の大浴場滝の湯と一階の疝気の湯の二ヶ所ある。 四階はフロントと同じレベルなので、背後の川に向かって建てられた建物はフロントが最上階になる。 大浴場 滝の湯はフロントの奥を右に進み突き当たりにある。 高級感のある脱衣場で、脱衣場は広く、奥に浴室がある。 木の縁取りをされた浴槽は窓に沿い、中に入っても山の斜面が見えて景色がよい。 お湯は白濁の硫黄泉で、適温。 この硫黄泉は自噴とのことで、四階(実はグランドレベル)のお風呂にポンプアップするのでなく木の樋により導かれ浴槽に流入する。 お湯に浸かると玉子臭がほんのりと香り、肌触りが良い。 木の浴槽の感触とあいまって何とも好ましい入浴が楽しめる。 疝気の湯はエレベーターで一階まで下り、廊下を矢印方向に進む。 脱衣場はやや小ぶりで、浴室もさして広くはない。 お湯は滝の湯と同じ源泉で肌触りが良い硫黄泉。 温度は適温で、狭い分、人に気兼ねなしに入れるので、大浴場とは別の使い勝手もあるのだろう。 |