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高湯温泉・あったか湯

高湯温泉・あったか湯
大人:250円
AM:9:00〜PM:9:00
定休日:毎週木曜日
入浴日:2012年3月16日

高湯温泉・あったか湯 あったか湯は2003年のオープンとのこと。
高湯温泉旅館協同組合の経営で、浴槽は露天風呂だけというユニークな共同浴場。

高湯温泉は福島市の郊外で、吾妻山の山懐に位置し、硫黄泉が豊富に自噴する場所にある。
高湯温泉はこの豊富な硫黄泉を存分に生かした温泉旅館が10軒足らず点在する静かな温泉郷で、近くの飯坂温泉のように、最盛期に歓楽街を設けなかった分、団体旅行というバブルがはじけた現在でも、各旅館の工夫で、リーピーターのお客が絶えない。

あったか湯の一階は受付の他、かなり広めの休憩室がある。
また、貴重品ロッカーも一階にあり、脱衣場と浴室は階下にある。

露天風呂は三種類あり、石をベースとした露天風呂、木をベースとした露天風呂、および貸し切り露天風呂。
(貸し切り露天風呂は前日までの予約が必要。)

入浴した日は木をベースにした露天風呂に入ったが、男女別に木と岩の露天風呂を入れ替えることはほとんど無く、管理上の都合でごくたまに入れ替えることもあるということであった。

脱衣場を出ると、石畳があってその先に露天風呂がある。

10人ほどが入れそうな浴槽で、木の湯口から源泉が流れ込み、浴槽の一部から流れ出る完全なかけ流しで、お湯は薄緑色をおび、お湯の中にはこまかい硫黄分が析出しており足の下などから舞い上がる。
極上のお湯が肌に浸透し、外気が心地よい。
この硫黄分のため透明度は20〜30センチほど。

露天風呂と脱衣場にはちょっとした石畳のスペースがあり、水のカランがあるが、ここは身体を洗う洗い場ではなく、硫黄泉を身体から流す場で、露天風呂には洗い場を設置してはならないという厚労省通達に従っているという。

温泉のプロが運営するあったか湯は居心地がよい。

あったか湯のホームページ
あったか湯

休憩室
(あったか湯休憩室)
あったか湯脱衣場
(あったか湯脱衣場)
浴槽
(浴槽)

水洗施設
 
湯口
(水洗施設)
 
(湯口)

洗い場がないという理由は先述したが、あったか湯のこだわりはまだまだ多くあり、その一端を紹介すする。
  • 露天風呂だけしかない理由
    お湯に硫化水素ガスが残留している可能性があり内湯を設置するには硫化水素ガス除去のケアが大変だから。
  • 源泉かけ流し
    源泉の温度が高く、源泉と浴槽の距離が少ないので、温度を下げるために木造りの樋の傾斜を緩くして幾重にも折り曲げて浴槽に届けている。
  • 浴槽が比較的小さくシーズン中は混雑する
    源泉かけ流しを守り、浴槽に加水しないことを守るためには小さくせざるを得ない。
  • 一人1時間を守って欲しい?
    浴槽が大きくなく、観光シーズンには混雑するので、1時間程度入ったら次の人に譲って欲しいという要望は理解出来る。
  • 洗い場がない理由
    前述のように厚労省通達による。
  • 日帰り温泉は各旅館の営業を妨げないか?
    各旅館と徹底的に話し合い合意を得た。
  • 旅館協同組合の運営?
    指定管理者となり管理している。
    管理体制は万全である。


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