小牧基地航空祭

2005年10月9日


初めての小牧基地です。これで、航空自衛隊の全航空基地に行きました。心配された秋雨前線も南下して一休み。終日よく晴れ気温も上がりました。
さて、小牧基地は、名古屋空港と滑走路共用で、国内線、国際線さらに民間のヘリ、小型機もありトラフィックが膨大で、今までの航空祭はほとんど展示飛行なかったようです。しかし、今年(平成17年)2月に中部国際空港が開港し、民航機に大部分が移りました。ならば、展示飛行があるはずと、行ってみました。(それでも、ヘリや小型機が頻繁に離着陸していました)。
第5術科学校のT-1Bは、平成18年3月で全機退役し、日本の空からT-1は姿を消します。今年の小牧基地航空祭が、最後の一般公開フライトになります。
また、小牧には、Jr三兄弟のC-130Jr.があり、そちらも見てきました。その他C-130フライトシミュレータ(昼ごろ行ったら50分待ちでした)、航空管制シミュレータ(行けなかった)、航空機吊り下げ展示など、見所がたくさんありました。

詳細なリポートは、こちら

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4機ずらりとならんだ、T-1B。最後の晴れ舞台(?)に望む。 整備員も計器を確認して、ダブルチェック。エンジンスタートの合図を送ります。 タキシング開始。 見るには良い位置を確保できました。  
2機で編隊離陸 アロー隊形で、旋回しつつ航過飛行 垂直上昇。意外と運動性能が高い。 演技終了。駐機位置までタキシング。 会場正面から進入し、左右にブレイクするC-130
左右に分かれた2機は、引き返してきて、すれ違います。 水平に8字を描く、旋回中のC-130 C-130Jr.軽自動車を改造しています。乗員は後方より搭乗。 トレイル隊形で飛行。Jr.は全部で3機あります。写真ではよくわかりませんが、4つあるプロペラは回転しています。 すれ違う2機。パイロットからは翼端が見えないそうです。
戦車をパラシュートで引き出し投下するJr. ホバリング中のUH-60Jのそばを航過するU-125A。低く近くを飛びました。 救援物資に見立てた10kgの砂袋を投下。 着陸し2機でタキシングするC-130 着陸事故機からのパイロット救出訓練展示。消防車で到着後、機外操作でキャノピーを開き脚立を設置し、救出。2分以内に救出できないとパイロットの生存は望めない。
パイロット救出後は、事故機を撤去する必要がある。そこで、「仕事人」登場。「かく座機収容機材」。F-15をも吊り上げる30tクレーンで、事故機を吊り上げ、プラットフォーム上に収容し、10km/hで移動可能。 T-1に接近する「かく座機収容機材」。収容機材の重量は、なんと111トン。90式戦車2台より重い。タイヤはいくつあるのだろうか。 かくて吊り下げられるT-1。T-1は4トン程度なので、楽勝です。保護のためT-1にシートをかぶせます。吊り下げ用具は、機体にある吊り下げポイントにボルトで取り付けられる。 クレーンが旋回中。機体には何本かロープがつけられ、要員が引っ張り、機体の動揺を抑えます。微妙な作業なので人手で行います。ロープを取り付けるところも機体に用意されており、このようなことを想定した機体設計になっています。 収納機材上に機体を降ろして、作業完了。