第2話:テーブルトークへの誘い 中編[1] |
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登場人物
堂 : 堂山 淳
レ : レティ
堂:「TVゲームのRPGなら良くやってるよ。」
レ:「テーブルトークRPGはTVゲームのコンピュータ部分を人がやるんです。 そのコンピュータ役をテーブルトークRPGでは一般的に ゲームマスター(GM)と呼ぶんですが、そのゲームマスターと 話しながらひとつの冒険をするゲーム・・・って言ったらいいんでしょうか? ちょっとうまく説明できないんですけど。」
堂:「今の話だと一人ではできないものなんだね。」
レ:「はい、普通はゲームマスターと他に3〜5人ぐらいでやるものですから。」
堂:「そうなんだ。でも人がコンピュータ役をやると言うのはなんかイメージ湧かないなぁ。」
レ:「例えばパーティで冒険するRPGとかありますよね。 パーティのメンバー一人一人をプレイヤーという役の人がやって、 ゲームマスターはゲームの管理を行うんですよ。 状況の説明や、登場するモンスターの処理とか、プレイヤーが 取った行動に対する結果の説明とか・・・。」
堂:「人に話しかけたときの返事なんかもそう?」
レ:「はい。もちろんプレイヤーへ話しかけたらプレイヤーが返事しますけどね。 テーブルトークの流れは」
[1]ゲームマスターが現在の状況を伝える。
[2]プレイヤーが行動を宣言する。
[3]ゲームマスターが行動の結果を伝える。
の繰り返しなんですよ。」
堂:「そういう所がRPGに似てるということなんだね。 でも一人でコンピュータの代わりをしなきゃらないというのは大変だろうね。」
レ:「そんなこと無いですよ。 そのためのルールやデータはこのルールブックに書いてありますから。」
堂:「他の人、プレイヤーだっけ?は、どういうことするの?」
レ:「そのゲームに出てくるキャラクターを演じることです。 テーブルトークRPGではキャラクターを自分で作ることが出来るんです。 だから、戦士とか魔法使いとか自分の好きなキャラクターを作って、 そのキャラクターで遊ぶことが出来るんですよ。」
堂:「TVゲームのような事がこれで出来るんならやってみたいなぁ。」