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第2話:テーブルトークへの誘い 後編
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登場人物
堂 : 堂山 淳
レ : レティ

パラパラとルールブックをめくっていたレティがふいに声をあげた。

レ:「あっ、ありました。テーブルトークRPGってこんな感じですよ。」

といって開いたルールブックをこちらに渡してきた。


GM:君達が酒場で昼食を取っていると入り口の方から騒ぎ声がするよ。
A:外へ出てみるよ。
B:俺も。
GM:外では血まみれになった男性が倒れています。裏道に逃げてゆく人影も見えるよ。
A:そいつを追いかける。
B:けが人の手当てをしましょう。
  「そいつら、捕まえてください。」
A:「おう。」
GM:Bさんの方からやりましょう。男性はケイレンをして力尽きます。
B:毒ですか?
GM:多分そうでしょう。さて、Aさんですが・・・

堂:「これは?」

レ:「リプレイといってテーブルトークRPGのプレイ内容を文章にしたものですよ。」

堂:「こんなにうまく出来るものかなぁ。」

レ:「出来ますよ。ゲームが好きな友達が集まれば・・・。」

ふと時計を見るとずいぶん時間がたっていた。 話していると時間ってこんなに早く過ぎてしまうもんなんだな。 僕はゆっくりと立ち上がった。

堂:「じゃあ、僕はそろそろ寝るよ。おやすみ、レティ」

レ:「はい、おやすみなさい。堂山さん。」

僕の友達にこういうの好きそうなの結構いるんだよな。 自分の部屋に帰りながら、やってみてもいいかなと思い始めていた・・・。

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