No.185 小樽・ニセコ旅行記
2002年1月26日(土)〜29日(火)
北海道までの飛行機のチケットが超早割で片道1万円で取れたので
札幌1泊、ニセコ2泊で北海道スキーに行って来た。
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初日はスキーはせずに小樽へ。
小樽というと雑誌などにかならず出てくる運河と倉庫の風景写真。
前からそこに行ってみたかったのだ。
おー、なるほど。
写真で見るのとそっくりそのまま。
当然ここまできたらお決まりの記念撮影(上の写真)。
でもやっぱりガス灯が灯る夕暮れの景色も見たい。
ということでしばらく近くをブラブラ。
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小樽というと寿司らしいので
ガイドブックに載っていた回転寿司でちょっと遅い昼食を食べる。
結構ネタがいい。
生たらばの寿司がおいしかった。
次にユキちゃんが行きたがっていた北一硝子へ。
僕は知らなかったが北一硝子はすごく有名なガラス製品店で
大きな店がいくつも並んでいた。
中には様々なガラス製品が一杯。
大勢のお客さんでにぎわっていた。
ガラスはなんとなく琉球ガラスに似ている。
ここでしばらく買い物を楽しんだ後
北一硝子の中にあるカフェで一服。
ここは北一硝子で売られている灯油ランプのみで店内が照らされている。
167個ものランプは壮観。
毎日点けたり消したりするだけでも大変だろうなどとつまらない心配もしてしまう。
暖かで味のあるランプの明かりは、ほんわかしていていい感じ。
思わずランプも欲しくなってしまった。
ここで僕は小樽地ビール。
ユキちゃんはコーヒー。
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外もだんだん暗くなってきた。
ガス灯も灯りだした。
やっぱりこれでしょ。
満足。
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その夜はすすき野に繰り出し飲み屋でおいしい料理を楽しむ。
宿泊は札幌のビジネスホテル。
翌朝は早起きしてバスでニセコへ。
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ニセコはひらふ、東山、アンヌプリの大きく3つのスキー場に別れる。
僕たちは東山に滞在。
本来リフト券はスキー場ごとに別々なのだが
僕たちは奮発して全山共通のリフト3日券を購入。
翌日から天気は大荒れだと天気予報でやっていたので
お昼からだったがめいっぱい滑る。
さすが北海道、寒さは半端じゃないがその分雪質もばっちり。
滑るのも楽しい。
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その夜から風が強くなり始めた。
僕たちが泊まったホテルには露天風呂があるのだが
台風のような暴風の中で入る露天風呂はそうなかなか経験できるものではない。
内風呂から外に出るときは心臓マヒになるかと思うくらい寒い。
お湯もあまりの外気温の低さにかなりぬるくなっている。
そして目の前は台風。
なかなか楽しい。
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翌日はリフトもゴンドラも軒並み運休。
東山は下の方の短いリフトが2本動いているのみ。
他のゲレンデの状況を見るとひらふもほぼ全滅状態。
アンヌプリの方は長めのリフトが動いている。
こっちなら多少楽しめそうだ。
連絡バスを使ってアンヌプリまで行くことにする。
(ニセコは山のかなり上の方まで行かないとスキーで行き来できない)
全山共通リフト券を買っておいて良かった。
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同じ事を考えてる人は多く
1時間に1本しかない連絡バスは超混雑。
やっとアンヌプリに到着。
なるほど山の向きの関係か多少風が弱いように感じる。
見ると4人乗りフード付き高速リフトが動いている。
ラッキー。
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フード付きリフトは本当に偉大だ。
これが無かったらリフトに乗ってる間は悲惨だっただろう。
上の方に行くとさすがに風が強くなりリフトも左右に大きく揺れる。
それでもフードの中は快適。
フード付きリフトを発明した人に感謝。
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ホテルで確認したときにはもう1本さらに上に行けるリフトも徐行運転してるはずだったが
もうすでに止まっていた。
しょうがない、リフト1本分のゲレンデを楽しむしかない。
しかし結構変化に富んでいて距離もまあまああって楽しめた。
1日丸々滑れる日は今日しかないので思う存分楽しんでやる!
とは言えさすがに同じところばっかり滑っているとだんだん飽きてくる。
風は一向に弱くなる気配はない。
あー、ついてない。
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雪こそほとんど降っていないものの風は本当に強い。
もちろん寒さも半端じゃないのだが
あらかじめしっかり寒さ対策をしてきたのでそんなに辛くなかった。
今まで僕は天気のいい日は目はそのままで
雪が降ると雪が目に入るのを防ぐためにサングラスをかけて滑っていた。
しかし安っちいサングラスなのですぐに曇ってしまう。
今回は相当荒れる天気になることが分かっていたので
ホテルでゴーグルを買って臨んだ。
どうせ買うならいいものをとかなり奮発した。
そのお陰で視界はすごぶる快適。
まったく曇ることがない。
もしサングラスだったらこの日も悲惨なスキーになっていただろう。
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同じコースばかりでいい加減飽きてきたのでレストランで昼食。
1時間ぐらいのんびりしてふと外を見るとゴンドラリフトが動いている。
やった、ついにゴンドラリフトが動き出した!
急いで準備して外に出る。
しかしゴンドラを待ち望んでいたのは僕たちだけではなく
結構長いリフト待ちができていた。
しかも乗ってみるとスピードがかなり遅い。
平行して進んでいる高速リフトよりも遅いじゃないか。
お陰で終点まで行くのに20分くらいかかる。
でも動いてくれている分だけまだましか。
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上の方はさすがにまだすごい風。
視界も悪くどっちに降りていったらいいのかもよくわからない。
しかし違うコースを滑れるのは助かる。
長くてなかなか楽しいコースだ。
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ここを何本か滑っているうちに
スキーで僕にとっては久々のブレイク・スルー(イヒ!)が訪れた。
それはカービング・スキー本来の滑りとでもいうか。
思いっきり体を横に倒しスキーのエッジを深く食い込ませ
カービング・スキーが描く弧の通りに滑る滑り方。
今までもそれに近い滑りはしていたが、それよりも更に深いカービングだ。
人の滑りを見ていてフッと頭の中にイメージが浮かんだのだ。
これをやり出すとスキーがまた一段と楽しくなった。
ユキちゃんに何本かビデオに撮ってもらったのだが
僕がこの滑りに入るとすぐに分かるそうだ。
体の倒し方が急に変わるらしい。
しかし自分でビデオの映像を見ると手の振りなどがまだ今いち。
もう少し磨きをかける必要がありそうだ。
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天気が悪く滑るコースもかなり限定されていたが
結構楽しむことができた1日だった。
帰る頃はもう風もだいぶ弱くなっていたが
結局上の方のリフトは最後まで動かなかったので
連絡バスでホテルまで帰った。
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最後の日も雪が多少ちらつく天気だったが風はほとんど無く
リフトもほぼ全部が動いていた。
この日はひらふに行く予定だった。
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もう11年前になるだろうか。
大学卒業の記念に同じ研究室の仲間と1度だけニセコひらふに来たことがある。
(僕が生まれて初めて飛行機に乗ったのもこのとき)
レストランやゲレンデにそびえ立つでっかい温度計など
いくつか憶えている風景もあるのだが
ゲレンデは全くと言っていいほど忘れてしまっていた。
そのお陰で初めて滑るようなゲレンデで楽しむことができた。
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ひらふもコースが多く楽しめるところが多い。
3つのゲレンデの中で一番規模が大きいんじゃないだろうか。
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本当なら目の前に雄大な羊蹄山が見えるはずだが
あいにくの天気で頭の方が雲に隠れていて全容を見ることはできなかった。
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午前中だけだったがこの日もたっぷりスキーを楽しむことができた。
最後に偶然撮れたユキちゃんの滑りの写真を。
これをユキちゃんに見せたら本人もビックリしていた。
(撮った僕もびっくり)
なんかそこそこうまそうに見えるじゃないか。
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ということで3泊4日、小樽・ニセコ旅行記でした。
(小樽、ニセコひらふにて撮影)
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