No.024 MOTOWN 40th ANNIVERSARY FESTIVAL
1998年11月26日(木)
MOTOWN 40th ANNIVERSARY FESTIVAL
MOTOWN 40th ANNIVERSARY FESTIVAL
今日は会社は休暇。
何があるかって、東京ドームでコンサートだってば。

「スティービー・ワンダーとダイアナ・ロスとBOYZ II MENが来日し合同コンサートを行う」
最初にこのニュースを聞いたとき、これは大変な出来事なんだと思った。
しかしその数日後
スティービー・ワンダー来日取り止めのニュースが入った。
しかし僕の心はすでに決まっていた。
絶対行くぞと。

チケット発売日の発売時間に数回電話してなんとか取ったアリーナ席。
今日は待ちに待ったそのコンサートの日。
アメリカのMOTOWNというレコード会社が設立40周年を記念に開いたイベント。
スティービー・ワンダーは残念ながら来ないが
ダイアナ・ロスとBOYZ II MENは予定通り来日。
スティービー・ワンダーの代わりにはTHE FOUR TOPSというグループが来ることになっていた。
しかしドームの前に貼ってあった張り紙には
「THE FOUR TOPS公演中止のお詫び」
ボーカルのなんとかという人が心臓疾患だかなんだかで来れないんだそうな。
代わりに「コモドールズ」とかいうグループが友情出演するんだそうな。
もうどうでもいいって感じ。
お目当てはダイアナ・ロスとBOYZ II MENなのだ。

観客には結構年輩の人も多く
これなら総立ちなんかにならずにゆっくり見られるね、と思ったが甘かった。
最初に出てきたコモドールズはかなりノリのいい曲で
途中からは目の前の観客はほとんど立っていて何も見えない状態だった。
BOYZ II MENにいたっては、舞台に現れた瞬間から全員総立ち。
でもこれは絶対見たかったので僕とユキちゃんもついに立った。
さすがはBOYZ II MEN、歌はいいし声もいいし4人のハーモニーも抜群。
途中4人だけのアカペラがあったりして、期待を裏切らない。
結構熱狂的なファンも多くキャーキャー言ってる女性客がいた。
そしていよいよダイアナ・ロスの登場。
ふと周りを見ると空席が多い。
BOYZ II MEN目当ての女性客はほとんど帰ってしまっていた。
なんともったいない、客層が全く違ったのね。
ダイアナ・ロスは貫禄があって本当に良かった。
知ってる曲あり、渋いジャズあり、
落ち着いてゆったりと楽しめた。
驚いたのは往年の人たちのファンの多さ。
それまで前の客が立つとぶーぶー文句を言ってたおばさんたちが
ダイアナ・ロスが出てくると自ら立って熱烈な声援。
僕らはまだ初心者だから分からないけど
ダイアナ・ロスって好きな人は本当に好きなのね。
最後はコモドールズもBOYZ II MENも舞台に戻ってきてフィナーレ。
もうドームじゅうお祭り騒ぎ。
その頃は僕らものりのり。
本当に楽しめたコンサートだった。

一つ難点だったのが音。
その圧倒的な大音量は特筆もの。
心臓にズンズン来るし髪の毛が震えているのが分かる。
ただし、あまりに大きすぎてメロディーやボーカルがほとんどよく聞き取れない。
「さすがは生のコンサート!」と感動したのはほんのつかの間。
うー、もうちょっと音を絞ってくれー。

会場には結構有名人が来ていた。
ミキサーの機材の前の席には武蔵丸が座っていた。
津川雅彦がいるという噂もちらほら。
ステージの終わり間近にはサム(安室奈美恵のだんな)らしき人物が帰る姿も。
ステージ終了後
僕たちのアリーナ席は最後の退場。
グランドから観客席に昇り出口に向かう階段で
僕たちのすぐ横に津川雅彦を発見してしまった。
別に付き人に囲まれるでもなく
普通のおじさんのように階段を登っていた。
有名人なら優先的に帰れそうなものなのに順番通り最後に退場するその姿勢に好感。
いい感じの紳士なのでした。

残念ながら津川雅彦の写真は取り損なったが
入場時の厳しい持ち物検査を突破し
撮影禁止の所をなんとか撮ってきた会場の風景をご覧あれ。


BOYZ II MENが4人だけでアカペラで唄っているところ。


ダイアナ・ロス熱唱。


ラストは全員集合。会場はもう大変なことに。
(東京ドームにて撮影)

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