楊枝峠から鞍手山・成沢山・水無山周回 (福島)
Page.2/2
楊枝峠から気持ち西寄りに斜面を登っていくと送電線の鉄塔が2本現れる。この付近、雪面からタラの芽が春の準備をしている。意外と先端が刃物で切られている物が多いので山菜取りより送電線監視路保守用に切られているのではないかと思う? 1本目の鉄塔から2本目の鉄塔へは、直線距離で登ると1m位の雪庇が出来ている。危険性は無いが、それを乗り越えるのは疲れるので左側に回り込んでから2本目の鉄塔に折り返す。 鉄塔を過ぎると松と広葉樹の混合林となる。斜度は思ったほどきつく無く淡々と登っていく。樹林の中は風も弱い。段々と尾根形状が無くなり、広い斜面登りとなる。右上にわずかに尾根状の筋が確認できるように成るともうすぐ稜線に出る。
ピーク(稜線)は樹林で広く、風も弱い。(楊枝峠より風が弱かった。)休憩に丁度良い。ここで軽く一服する。
ここからP857までは小さな起伏を2つほど越えていく。 稜線上の幹に赤いトタン板の輪っかが付いている。境界見出標代わりだろうか?
成沢山へも2つのピークを越えていく。鞍部からは急斜面かな?と思っていたが意外と歩きやすい気持ちの良い樹林尾根だった。 ピークに近づくにつれ、ブナの木が姿を現し出した。ここまではブナは見あたらなかった、標高900m以上が境界域の様だ。
成沢山の山頂は思ったほど広くなかった。 南西面が開け北北西に続く尾根は最初小木の枝がうるさい。(この山域は全体的に同様。) 当然、猪苗代湖側からの風当たりが強く長居しずらい。
成沢山から北方へ下る。東側に雪庇が出来ているので樹林の際を進む。 下りきった峠部は古い1/25000地図では板谷からこの峠を通り、尾根の北側、歳野沢の林道に下る点線が印されているが、最近の地図では消滅している。今の道筋は雪で覆われているので有るのか無いのかは判別不能だ。
最初はこの無名峰のJPから南南西のP750への尾根を下る予定でいたが、時間があるので水無山まで行けるか?無名峰の北ピークまで行って様子を見ることにする。 水無山から南西に延びる尾根の途中から苅屋沢集落に下りられるポイントが無いか確認しながら進んでいく。九寄山まで行ってしまうと苅屋沢側に下りて来れなくなる。 P904と九寄山の中間にあるピークから南に延びる尾根が都合が良いのだが下り口が急な雪壁になっている。 P904から南に延びる小さな尾根筋に下りられそうだ。これを確認し、水無山まで行くことにした。
水無山も展望は良かったが風が強い。
P904付近から九寄山間は植林地なのか?採石場なのか?分からないがP904直下まで車道が延びている。対岸の山肌も白く剥げている。その為、風当たりも強烈。ピーク付近は雪煙が舞っていて顔が痛い! P904から南東に派生する小さな尾根を下る。少し急である事と小枝がちよっとうるさい。更に標高が下がってきたのでスノーシューの裏に雪が付き出しダンゴとなって歩きにくくなる。 尾根筋は小さく気持ち右にカーブしながら下っていくと左右からの谷筋出合いに下りてくる。ここで完全に谷に下りず、一段上の杉の植林帯を歩く。しばらくすると植林用の作業道らしき跡が現れる。これを拾って歩いていくと高速道路に出てきた。No.23のトンネルを潜り車を停めた所まで戻る。
TOP に戻る
楊枝峠から鞍手山・成沢山・水無山周回 山行記 2005年 03月06日