１１日

今日は山形（上山市）のekagensa＠山形さんが旧関山峠からこちらに向かって上がってくる。稜線で合流し、天童高原まで送ってもらう手はずとなっている。

08:00頃、テント撤収し822mピークから出発。
宮城側の雪上を拾って下りていくが、山形側の藪も背の低い笹藪で歩きやすそうだ。入れ違いに注意する為、聞き耳を立てながら下るが風で笹がなびく音ばかりで分からない。
鞍部（林道／尾根の交差ポイント）は意外と狭く西風も通り抜ける。昨夜の822mピークのピークから東に広がる緩やかな尾根上の方が幕営には適しているかも？（風が無い訳ではない。）

林道交差地点にも赤テープあり。

832mへの登りも山形側の藪の中を通る。ピーク付近で宮城側の雪の上に戻る。雪上に戻った所にこちらに下ってくる新しい足跡があった。「あれ？尾根の右側と左側で入れ違ってしまったのか？」と思う。とりあえずピークまで上がってみる。しばらくして、登っていく足跡も有る事に気付く。「ん、戻ったのか？」「それとも別人の踏み跡か？」ピークから前後の尾根上を見渡してみるが人影を識別できなかった。

すれ違ってしまったのか？戻って何処かで待っているのか？それともまだ来ていないのか？しばらく辺りを見回しながら待っている。

待っている間もタバコが無いので間を持て余す。

進行方向に足跡が続いていたので、もう下りてしまったのかな？とも思いながら、別人の足跡だったらまずいので、メールの書き込みに従って旧峠上のコルで11:30（実は10:30と書いていた。１時間勘違いしていた。）まで待ってみる。ここで落ち合えなかったら次は関山トンネル脇の駐車スペースでの待ち合わせだ。

旧関山峠上部のコル付近は距離は短いが痩せ尾根で急傾斜＋藪の三重苦だ。関山キレットと勝手になづける。山形側の斜面が崩れ落ちていて歩きにくさに拍車をかける。急傾斜の藪だとザックの雨蓋部が枝に引っかかり、一歩踏み上がると枝の弾力で下に押し返される。あまり行きよい良く踏み込むとその反動も大きい。こんな所で枝に弾かれて下に落ちたら大変だ

寒風山の登山道に出た所で時間をメモしようと思ったらポケットのチャックが空いていてメモ（山行計画書）無くなっていた。さっきのピークまでは確かに有ったのだが下りの藪で藪に取られてしまった様だ。注意はしていたが２度目の事だ。

このメモ（山行計画書）を落とすとちよっと問題。�@貴重な記録が分からなくなる。�A計画書なので住所だの電話番号だのプライベートな情報が書かれている。�B帰りの交通機関の時刻表やタクシー会社の連絡先が分からなくなる。

国道４８の関山トンネル（宮城側）に到着したが車が無い？旧関山峠の入り口まで行ってみるがここにも車が無い？？あれ、山形側から上がってきたのかな？それとも何か用事が出来て来られなくなったのだろうか？携帯も圏外なのでトンネル脇の公衆電話から携帯に電話してみるが相手も圏外に居るらしく繋がらない。

１台の１ＢＯＸが停まった。「面白山から縦走して来た方ですか？」と訪ねられる。「何でそんな事分かるのだろう？普通そんな想像しないし．．．．．」「仲間の方から天童高原で訪ねられたので．．．．．まだ車が停めてあったので行き違ってしまったみたい．．．．と言ってました。今、たまたま見たらそれらしい人が居たので伝えておこうと思いまして．．．．」との事。「ありがとうございます。」と霊．．いや、礼を言って公衆電話から天童タクシーを呼び、天童高原に戻った。幸いにもエアリアマップも持ってきていたので見てみると各タクシー会社の電話番号が載っていたので助かった。

運転手さんも山登りでは無いが別の目的でよく山に入るそうだ。旧関山峠の事も知っていた。さらに古い抗口も有る様な事を言っていたが運転手さんの言葉の1/3位のヒアリングが出来なかったので正しく伝わってないかも？