天童高原〜面白山〜関山峠(@山形、宮城)
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10日
天童高原スキー場に車を止めて出発する。スキー場は既にクローズしていて、ロッジは営業しているようだが人気がない。以前は上の駐車スペースまで車で上がれたが、この時期はリフト乗り場まで。
駐車場に車は3台、隣の2台は宮城からの1パーティ(3人)のもの。ちよっと話をして、私が準備している間に先に出発していった。
先の3人組が面白山最後の斜面が立ち上がる部分下部を歩いているのが見える。 さて、暑いし眺めも良いので休憩だ!タバコケースを開けてみると中身が入っていない。なに〜.. 予備は?...あっ忘れた! 何ともシヨック。休憩しても休んだ気がしない。
そうこうしている内に後から来た単独行に追い越される。延命水の場所で後続者が居る事が分かっていた。しかしその姿...よっぽと山慣れしているか、またはナメきっているかのどちらかと言う格好だ。 右手に500mlのペットボトル。左手に山渓の分県別ガイドのように見られる本を丸めて持っている。その他のザックやウエストバック等一切無し。靴は長靴。(長く津はok)私の重装備を見て不思議そうに2〜3度振り返りながら歩いていった。 私が面白山山頂に着いた時、丁度山頂から下山するところだった。山頂で食事していた先行3人組の方と「今の人..何だ?...」と言う話になった。
手前から2本目の尾根が県境の縦走ルートだ。写真には斜面の陰となって写ってないが左側にも1本の尾根がある。この尾根は三沢山から見て手前に伸びて見える尾根だ。この3本の尾根はいずれも面白山北端の尾根形状のハッキリしない斜面から分かれている。ガスった時にはルートミスしそうな所だ。
面白山の北端から急な斜面を注意深く下っていく。 下りはじめは左(北北西の尾根)に引き込まれそうになる。そこから少し下ると今度は右の尾根(北東の尾根)に引き込まれそうになる。最後に尾根筋らしくなってくるのが県境の尾根だ。 この時期は雪も締まっていて雪崩は大丈夫そうだが、積雪期の降雪後等は雪崩が起きそう。(ちなみに面白山から東に伸びる尾根の急な山腹では大きな底雪崩になっていた。)
鞍部に着いて一安心。今回の難所は通過した。後は、950mピークから間違って981mのピークに行かない事だけだ。 鞍部の木に比較的近年のものと思われる赤テープがあった。尾根の山形側下に林道が有るはずだが木々に隠されて見えない。(面白山山頂からはハッキリ見えていたが。)
800m付近の標高で、南に面している尾根は雪も落ちていて多少の藪歩きとなる。しかし、藪の中にはしっかりした獣道?があるのでこりを辿っていくと楽できる。
950mピークの下り最後の部分は意外と急斜面だった。1/25000地図でよ〜く見てみると、面白山からの下りより等高線が詰まっている。但し樹林の中なので高度感は無い。しかし、木の根本には雪の段差が出来ていて、大抵こう言う所で雪を踏み抜く。急斜面で踏み抜くと股までズッポリ潜り込んで体制的にも抜け出し難く腹が減り出したと言うのに余計な労力を強いられる。
950mピークから下った所に林道の三叉路がある。(はず..)北斜面にはたっぷり雪が残っているが、鞍部は意外と痩せていて山形側は藪。宮城側は雪庇と言うか、吹き溜まり跡と言うかが残っている。風も通るし幕営には良くない。ただ、一つの魅力は直ぐ下(宮城側)の沢に水が流れているので雪を溶かしての水作りはしなくて済みそうな事だ。燃料も節約できる。 が、しかし、822mピークまで上がってみる事にする。
822mピ−クへの登りも藪を行く。ピークは雪面に成っていて南東へ緩やかに雪面が広がっている。 この下の尾根と林道交差地点は風も通りそうだし、先程の鞍部同様と思えた。ん〜ここの方が快適そうだ!
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天童高原〜面白山〜関山峠 山行記録 2004年 04月10日〜11日