八幡平〜秋田駒縦走 (秋田・岩手県)
2003.09.20-22
20日 前日の夜22:30頃に茅ヶ崎を出て4時過ぎ、何とか東北道・長者原S.A.まで辿り着き仮眠する。起きたら9時過ぎだった。軽く朝食を食べて松尾八幡平I.C.へ移動する。ナビで検索するとI.C.からアスピーテの峠までの間にコンビニは1軒しかない。I.C.降りて直ぐの所。早速立ち寄ったが24時間営業ではないらしい。夜中の間に移動する場合は要注意だ。このコンビニで昼食のおにぎりを購入。酒も家に忘れてきたのでここで買う。(お酒取り扱いのコンビニで助かった。)アスピーテラインの下の方はまだ紅葉(黄葉)には少し早いようだが秋の気配は十分。(逆に最盛期だったらこの道は渋滞で大変)12:00少し過ぎに峠に到着。一番上の駐車場?は有料、藤七温泉へ曲がって下りた所の駐車場は一部工事中で利用出来なかった。再び峠を越えて岩手側に少し下った無料の駐車場に車を停める。途中で気が付いたのだが飲み水をコンビニで買ってくるのを忘れた。山頂レストハウスにジュースの販売機があり500mlのスポーツドリンクを2本購入。別棟のトイレは綺麗だが飲み水としての利用は? 12:40頃出発。有料駐車場を突っ切って車道に出ようとしたが道が無かった。戻るのも面倒だったので微かな踏み跡を拾って車道に下りた。後アスファルトの車道歩きが10分弱である。終止、岩手山や畚岳が目前に広がっている。畚岳への登山口にも数台の車駐車スペース(路肩)がある。ここから大深岳までの日帰りピストンも可能だ。
畚岳山頂は縦走路から離れている。分岐にザックを置いて山頂を目指す。山頂は360度の展望。なかなか良い所だ。
13:19 畚岳から諸檜岳(手前)。奥には左から岩手山、大深岳、秋田駒。更に遠くに鳥海山も見えていたがこの写真では識別不能。
諸檜岳山頂はハイ松に覆われて展望は無いが直ぐ南に進むと笹原が広がり行く先の展望が得られる。
14:06 諸檜岳山頂南方。(上の写真の右に繋がる部分)中央部が秋田駒。 手前の尾根(と言っても分かりづらいだろうが...)大深〜八瀬森への尾根。何となく今日中に八瀬森山荘まで行けるような気がしてきた。
嶮岨森山頂で遅い昼食。おにぎりが冷え切っている。歩いていると丁度良い風でも休んでいる時は結構寒い。
16:21 大深山荘は建て直し工事中。 当初は小屋の付近にテント張れるだろうと思っていたが工事資材や足場でこの付近にはテントを張れそうには無かった。この先、進んで途中でテント張るか、八瀬森まで進むか考える事にする。
大深岳山頂。丁度一張り位なら快適に寝られそうなスペースがある。ここでテント張るか?ヘッ電着けて八瀬森山荘まで進むか一服しながら考える。ここまではコースタイムをあまり詰められていない。と言う事はこの先もコースタイムに近いと考えると到着は約19時。18時になったら暗くなるから1時間のヘッ電歩きになる。この先のルート状況によってはコースタイムを上回る可能性もある。テントだと明日は夜露で重くなってるし早立ちするのも面倒だ。実は、今回のこのコースを時間差(先行)で丹沢の小屋の知人グループが八瀬森山荘に入っているはずである。今日中に追いついてしまえば明日が楽である。それに今晩と明日の朝楽する事を希望してヘッ電の準備をし、進む事とする。
17:28 広く刈り払いされた良い道だった。下ってくる途中樹林の片隅に草刈り機が2台置かれていた。なるほど丁度草刈り作業期間中らしい。ここに2台あると言う事は少なくとも山荘には草刈り隊2名は居る事が予想される。山荘で「風呂沸いてますか?」と言うふざけた登場の仕方は出来なそうだ。
湿原帯を過ぎた辺りから日が暮れ、足下が見えなくなってくる。ヘッ電を付けての歩きとなるが電池が弱くなりかけでちよっと暗い。空は少し明るくても樹林の中は真っ暗。道の両サイドは笹の様だ?道が刈り払いされていて助かる。関東森に着いた時は真っ暗。休む間もなく進む。ここから下りきれば山荘と思っていたが、もう1回ピークを越えた。今度こそ下りきった所と足を進めるが又登りだしたそして小さな湿原に出た。樹林の中は笹藪か刈られた道かがはっきりしているので進むべき方向ははっきりしていたが暗い湿原は何処も同じように見えてヘッ電で踏み跡らしきを慎重に探しながら進む。湿原が出てきたと言う事は近くに山荘があるはず。周りを確認しながら再び樹林の登りに入ると右手に小屋の窓からの微かな明かりが見えた。ほ〜やっと着いた。関東森から八瀬森山荘まで長く感じた。何とか7時前(18:48頃)ギリギリに小屋に到着。小屋には知人のグループと草刈りの2名、あと男性2人の先客だった。(こんな時間に来て先客と言うのも変だが)