競馬GAME大全・ファミリージョッキー



(1)ファミリージョッキー(ファミコン、1987年4月)


・概要

 競馬GAMEというよりは、競馬を題材にしたアクション(レース?)ゲーム。

 開始時に16頭の中から1頭選択して、最高16戦のレースを勝ち抜いていく。レースは常に6頭立てで、1〜3着でそれぞれの賞金が入り、通算獲得賞金額が一定値を超えると上のクラスに上がる。(GT・GU・GV・条件戦の4クラス)

 また、各レースで5着以下かリタイアになるとGAMEOVERとなる。GAMEOVERにならずに、全16戦を終えるとエンディング。

 また、レースの大半が障害戦となっており、実質的には障害超えがGAMEの最大のポイントとなっている。

 プレイヤーが選択出来る16頭には、それぞれ異なるパラメータが設定されており、スピードが速いけどスタミナ不足とか、揉まれ弱いとか、ジャンプ苦手とか、色々なタイプの馬でプレイ出来る。(当時は、結構珍しかった)

 レース中には、アイテムが落ちているエリアがあって、各パラメータUPや体力回復(DOWNもある)といった効果がある。



・周辺事情

 発売は、1987年春。前年暮れ発売の「プロ野球ファミリースタジアム」の大ヒットの余波が未だ残る中(実際、この時期でも売上上位にランキングされていた)、同じNAMCOのファミリーシリーズとして登場した事により、それなりの注目作として登場する事になる。
 ちなみに、より正確にいえばこの「ファミリージョッキー」がそこそこのヒットを飛ばす事により、ファミリーシリーズというものが業界とユーザーの間に認知される事になる。

 その後、ファミリーシリーズはボクシング・テニス・サーキットから麻雀まで多くのタイトルを送り出す事になるが、いずれもそこそこの売上と人気を残すも大ヒットと呼べるまでは到らず、NAMCOのコンシューマ最大の看板シリーズとなったファミスタシリーズの影でひっそりと消えて行く事になる。

 もっとも、PCエンジンでワールドシリーズとしてリメイク版を出したり、名作ファミリーテニスの続編達はPCエンジン・SFCからPSにまで登場していたりもするが。

 このタイトルの開発時期は1986年後半となるが、その頃の活躍馬となるとダイナガリバー・サクラユタカオー・メジロラモーヌ・ミホシンザンあたりとなる。発売時期で見ると、サクラスターオー・マックスビューティ・ニシノライデンあたりが上がってくるが、いずれにしても4歳牝馬位しか目立たない地味な時期といえる。

 何よりも、1983年〜1985年のシービー・ルドルフ時代と、1988年〜1990年のオグリキャップ時代の間に挟まれた、一般層にとって近年で最も競馬と縁遠い時期だった訳だ。映画「優駿」も、この年のダービー(勝ち馬メリーナイス)のシーンを使用した事から分かるように、このソフト発売時点では登場していないし。

 まして、競馬ファンとファミコンユーザーとは全く別物と考えられていた時期であり、この「競馬」という題材を選んだ事によるプラスはほとんど存在しない事は明白であった筈だ。

 ついでに、この時期には(囲碁・将棋・麻雀などを除けば)「大人向けGAME」の市場と言うのは存在していない。「松本亨の株式必勝学」や「信長の野望全国版」が登場するのも、翌年春である。


 そんな逆風の中でこのGAMEがそこそこヒットしたのは、GAMEそのものの出来と言うよりは、「ファミスタ」の大ヒットによるNAMCO「ファミリー〜」作品への期待ゆえであろう。筆者も、当時(中学生)は競馬等に全く興味が無かったにも関わらず、「ファミスタ」の続編(?)としての期待ゆえに、発売日に購入したものだ。ファミ通のクロスレビューでそこそこいい点だったのも影響しているが。

 結局、このGAMEの得た評価の大半は「競馬物」としてではなく、純粋に「GAME」としてのものであったであろう。それは、このソフトにとってはむしろ名誉な事であろうが、このソフトの後に「競馬物」というジャンルを成立させなかった事も事実である。実際、筆者もこのソフトによって競馬に興味を持つようなことは全く無かった。

 結局、コンシューマGAMEの世界に「競馬物」というジャンルが成立するのは、既にファミコン市場事態が消滅しつつあった5年後の「ダービースタリオン」の登場まで待つ事になる。その間、「ファミリージョッキー」のシリーズ以外でコンシューマに登場した競馬GAMEは「井崎修五郎の競馬必勝学」しか無かったし…



・競馬物として

 競馬ファン以外にも親しまれたこのGAMEだが、実は競馬物としての再現性はかなり低い。おそらく、作成側は競馬をほとんど知らなかったのではないかと思われる程だ。だったら何故、この様な題材選んだのか余計謎であるが。

 まずは一番重要な馬自身であるが、プレイヤーの選択出来る16頭の中で実在の競走馬をモデルにしているのは少ないし(詳しくはリプレイの項参照)、数少ない実在名馬をモデルにした馬でも、スタミナ低く加速力高いブルーグラス(グリーングラス)とか、最弱クラスのミスターダービー(ミスターシービー)とか、適当に名前だけ借りているのがミエミエの造りになっている。

 ついでに、プレイヤーの操作出来ないライバル馬でも実在馬をモデルとしているのは少ない。シンガリルドルフ(シンボリルドルフ)ってのはいるけど、かなりのザコだったりする…

 また、6枠6頭制という「いつの時代の話だ?」と突っ込みたくなる様な頭数はハードの都合とか考えればやむを得ないが、枠順に対応する帽子の色が以下に示す様にかなりデタラメになっている。

1枠:赤
2枠:青
3枠:赤
4枠:黄
5枠:黄緑
6枠:青

 ハード的な色数制限は仕方ないと思うが、少しは近づける努力はしなかったのだろうか?

 そして、一番の問題なのがレース条件がまるで違う事であろう。大半のレースが障害戦なのはGAME性を考えれば当然であろうし、レース名を未勝利・条件戦・〜大障害だけにしてもひたすら地味なので、平地のGT戦の名前で障害レースが行われるのも仕方が無い。

 だからといって、皐月賞が菊花賞よりも400m長いという距離条件はさすがに勘弁して欲しいものである。ちなみに、今回のリプレイ中に調べたレース条件は以下の通り。


主なレース条件

(平:平地戦、これ以外は障害戦)

レース名      距離 レコード

新馬戦      芝1200m 33:9 平
未勝利戦     ダ1600m 39:0 平
500万下      芝1200m 33:8
1000万下     ダ1600m 39:9
2000万下     芝1600m 38:5

GV(賞金2000万円以上)

リョウヘイ記念  芝2000m 44:9 平
オーミステークス ダ2000m 46:5
瑞穂賞      芝2000m 48:0

GU(賞金8500万円以上)

ナムコカップ   芝2400m 1:05:2 平
カンショウ    芝2400m 1:06:5
コータロー記念  ダ2800m 1:11:0
桜田門賞     芝3200m 1:18:0
カントリーC   芝3200m 1:16:1
ビーフS     ダ3200m 1:20:0
弥生賞      芝3200m 1:15:9
桜吹雪賞     ダ2800m 1:10:0

GT(賞金35000万円以上)

皐月賞      芝3600m 1:42:2
ダービー     芝4000m 1:44:5
菊花賞      芝3200m 1:16:5
ジャパンカップ  忘れた
有馬記念     芝4400m
天皇賞      芝3200m


 いかに距離と距離ごとのタイムがデタラメか、分かっていただけたであろう。そもそも、GU・GVのレース名の大半が実在するレースと関係無いし。ついでに、競馬場は全戦左回りで、障害の配置だけで数種類分かれている。

 もっとも、GTのローテーションだけは3歳〜4歳春のローテーションとして結構正しいのだが、おかげで当時の一般人にも知名度の高いダービーや有馬記念ではなくて天皇賞が最終目標になってしまったが。多分、シンボリルドルフのローテーションを参考に作ったのだろうが…

 以上の各要素から、このGAMEがJRAの競馬のわずかな表面部だけを元にしている事が分かる。これならば、JRAを元ネタにせずに単なる馬のレースでよかったと思うのだが。それとも、「ファミスタ」の大ヒットを受けて、急遽実際の(JRA)競馬のデータを盛り込む事にしたのだろうか?

 いずれにしても、このGAMEはあくまでも「馬のレースのアクションGAME」であり、「JRAの競馬のGAME」では無い訳だ。でもって、最後にJRAのレース名・馬名等の名前だけを追加したのだと思われる。



・GAMEとして

 先の項で、「競馬物」としての再現性についてはボロクソにけなしたが、GAMEとしての評価は全く別物となる。

 障害中心なのも、距離・タイムが全くリアリティが無いのも、全てGAME性を優先した結果であるのは明白である。実際、リアルに1レース2分24秒とか3分18秒とか掛かったら、明らかに長過ぎて退屈であるし。

 GAMEとしては、手軽にプレイ出来てバランスがよい秀作であるといえる。また、各馬のパラメータの差による個性付けも良く出来ている。

 実際、現在(2001年7月)にプレイしてもかなり面白く、16頭分のリプレイが全く苦にならず物足りなく感じるほどであった。



・リプレイ

 ここでは、実際に選択出来る16頭全てでGAMEOVERまでプレイして、その結果を各馬についてのコメント付きで記載したものである。

 16頭のデータは、以下の画面参照。また、各パラメータの効果は以下の通り

スピード:最高速、当然もっとも大事な値

スタミナ:ムチ一回で消耗する体力、途中でこけた場合や星を取れない場合に重要、
     4〜5あれば充分か

ガッツ :他馬との接触時に消耗する体力(障害でこけた時も?)
     低い場合は注意する程度

ターボ :ムチ一回で加速する速度、スタミナ節約や障害前の加速等実はかなり重要

ジャンプ:ジャンプ力、低すぎると大障害でやばいが3〜4あれば充分

タイプ :重馬場・ダート適正(この値だけアイテムによるUP無し)


 



・カモノネギ 5戦4勝 7000万円

 タイプだけが取り柄のザコ馬。名前からして、ザコ馬として作られたのは確実…

 デビューから4連勝も、5戦目のオーミステークスの第一障害でいきなりこけてリタイア。スピードの乗らないスタート直後のジャンプミスは命取りらしい…



・パフォーマンス 3戦1勝 800万円

 ガッツ・ターボ・ジャンプに優れた馬だが、肝心のスピードが足りない。また、途中でUPする事の無いタイプが最低レベルなのは痛い。

 スピード不足が災いして、2戦目で早くも2着に敗れる。そして、3戦目にして最下位敗退。直線先頭に立つのが早すぎて障害に正面衝突とは、素人並みで恥ずかしい…
・キングコング 5戦4勝 7000万円

 スタミナとジャンプに優れた馬。これもスピード不足。名前のイメージから、なんでガッツ低いのか不明。

 スピード0に嘆きつつ、なんとかデビューから4連勝。しかし、またも5戦目のオーミステークスで終了となる。今度は、最後の直線の大障害で慎重に行き過ぎて障害に衝突。ジャンプだけが売りの馬なのに…



・イーグルゴー 3戦1勝 700万円

 なんか元ネタありそうな名前だが、思い当たらない。ターボ以外はバランス取れているが、やはりタイプが低いのはいただけない。

 4頭目にして初めてスピード2の馬。しかし、なんと初の初戦敗北を喫する。相手は、パフォーマンスでのプレイでは2戦目に敗れたガブリヨリー。2戦目で当然勝ちあがるも、3戦目の1000万下戦で、第2障害で後続馬に追突されてリタイア。なんか、どんどん悪くなっているような…



・ハイテック 5戦3勝 6700万円

 スピード3・スタミナ4は素晴らしいの一言に尽きる。タイプも6だし、かなり使える馬なのだが、さすがに他が全て0は痛い。せめて、ターボ・ジャンプが1あれば…

 なんと、またも初戦で2着敗退。障害無いのに、なんで4角先頭に立たないのか。3戦目でジャンプを2つ取り、とりあえず一番の課題をクリアする。しかし、鬼門のオーミステークスで第2障害でこける。その後、ターボ0が災いして再加速にスタミナを消耗し、ガッツ0のおかげでアイテムゾーンで馬群の中でスタミナを使い果たし、最後の直線の障害で撃沈。やはり、スピード・スタミナだけでは駄目みたい…



・リキパワー 5戦4勝 7000万円

 地味。スピードもターボも低いってのは辛い。

 またしても、4連勝の後オーミステークスで脱落。今回は第2障害でこけて、直線の大障害でスタミナ切れでリタイア。結局、ダートで障害というのが厳しいのかな?



・プリンスメロン 6戦3勝 7000万円

 スタミナ・ガッツに優れた馬。スピード・ターボ・ジャンプが低いのはやはり辛い。

 2戦目で2着に敗れ、続く1000万下でレコードを取れなかったので、4戦目で2000万下と1戦遅れのペース。更に、2000万下の直線で先頭に早く立ち過ぎて、勘で飛ぶも障害に激突、辛うじて残るスタミナで2着に食い込む。しかし、今回は6戦目の挑戦となったオーミステークスで、またもスタート後の障害で馬群に巻き込まれて障害に激突し、最後の直線の障害でリタイア。



・エクスプレス 5戦3勝 6800万円

 スピード4でタイプ9と最高レベル。ターボ・ジャンプと重要なところを押さえているし、文句なしの最強候補。ただ、スタミナ・ガッツ0なのでノーミスでもスタミナ切れのケースはあり得る。

 遂に登場の、スピード4エクスプレス。しかし、2戦目で障害に引っ掛かり、操作ミスでジャンプしたのも響いて2着。そして、オーミステークスでまたもいつものパターンで脱落。慎重に外目で障害をクリアしていったのに、3つ目の障害を忘れていたのが命取り。



・ディスコボーイ 16戦8勝 50600万(最終能力 4 6 8 6 5 5)

 モデルはテスコボーイですかね?

 全て平均値という投げやりな馬。弱点無いのは確かでしょうね。

 初戦2着も、その後3連勝でいつもどおり5戦目のオーミステークスに挑む。そして、スタート後の障害3つを外目後方で慎重にクリアしてそのままレコード勝ち。遂に鬼門を突破した。ゴール前でスタミナが残り僅かなのが気になったが、次からは星が出るので気にしない事とする。

 昇級後は2戦続けて星が取れない苦しい展開で、直線ムチ連打出来なかったのが響いて共に2着。続くコータローキネンは、星を取ってスタミナ充分で直線先頭に立ちながら、またも2着惜敗。結局、スピード不足が響いてる模様。

 GUクラス4戦目の桜田門賞は、星を1つ取りながら3200mの距離のおかげで直線スタミナギリギリで、勝ち馬に大障害もあっさりクリアされて2着完敗。結局、5戦目のカントリーCでGU初勝利も、レコードは取れず賞金は相変わらず寂しい。

 その後1・2着と来て、芝2800mの桜吹雪賞では星を一つも取れずに最終障害後にスタミナ尽きて、辛うじて4着に入る。3200mで無かったのが幸いだったが、これでついにGU戦が一巡して、14戦目のナムコカップ(2度目)となる。果たして、GTに昇級出来るのか?

 とはいっても、障害2800mを星無しで完走したのだから、平地2400mのナムコカップなど楽勝と思っていたら、またも星を取れずスタミナギリギリの闘いとなる。それでもなんとかレコード勝ちで、遂にGT昇格を果たす。

 実際には、GTの方が星が多い(パワーUPだ出ない分)上に、3600m以上ならアイテムゾーンを3回通るので、GUよりもスタミナに余裕が有り有利だったりする。って事でGT初戦の皐月賞をレコード勝ちし、2戦目(16戦目なので最終戦)のダービーに余裕で挑んだが、2番目のアイテムゾーンで星が出ず、慎重にスタミナ温存で挑んだらまさかのジャンプミス。結局、この馬で初の障害激突で即リタイアとなり、まさかの最終戦ゲームオーバーとなる。



・サクラタイガー 5戦4勝 7300万円

 モデルはサクラ軍団だろうけど、こんな名前知らんぞ。能力的には、そこそこ使えそう。

 4連勝を決めるも、オーミステークスで最初の障害でリタイア。



・テンカウント 3戦1勝 800万円

 モデルはテンポイント。テンポイントが重下手だったかどうかは分からないけど。

 タイプの他にも、ターボ0は結構厳しいと思う。

 1000万下で、直線大障害でこけて最下位。



・ブルーグラス 11戦8勝 34000万円

 ターボが取り柄の地味な馬。個人的には、昔から何故か一番得意な馬。筆者がターボ重視と何度も書いているのは、多分この馬の影響。

 それにしても、モデルのグリーングラスとパラメータがまるでイメージ違う…

 オーミステークスの最初の障害で後続馬に追突喰らって正面衝突するも、前につけていたのが幸いして辛うじてリタイアを免れ、スタミナをギリギリ持たせて辛勝。

 そして、1着・2着を繰り返して向かえた芝3200mのコータロー記念は、星が出ない厳しい展開となったが、CPU馬もスタミナが尽きたのか後半は全馬ムチを入れず最低速という異様な展開。

 おかげで、残り僅かのスタミナを直線まで温存して、障害直前だけムチを入れて障害2つをクリア。しかし、最後の大障害でタイミングが合わずに激突してスタミナ全滅。しかし、CPU馬もスタミナ切れなのに救われて、スクロールアウトのスピードに乗ってまさかの大逆転の1着となった。こんな展開初めてかも…

 しかし、ここでレコード勝ちが取れなかったのが響いて、続く10戦目をレコードで制しながらも賞金34000万円と僅かにGT昇格に及ばず、天皇賞出走権を失う。それ以前に、スタミナ3でGU戦は非常に辛い…

 そして11戦目のビーフS。前半で星を取って余裕のレース展開ながら、2回目のアイテムゾーンでドクロを取ってしまう。それでも最終障害までスタミナを持たせるも、そこでスタミナが尽きてゴール直前で一斉に抜かれまさかの最下位敗退。



・ミスターダービー 16戦11勝 59200万円(最終能力 9 4 6 7 8 5)

 モデルは、当時最大のアイドルホースたるミスターシービー。でもパラメータはザコ。いくらジャンプ・ターボが充分でも、スピード・スタミナ合わせて1ではどうにもならない。

 スピード1・スタミナ0と脅威のパラメータを誇るこの馬。初戦制するもレコードを取れず、2戦目で2着、3戦目は最終障害で僅かに及ばずこけて4着。4戦目で1000万下という恐るべきヘボさを見せ付けてくれる。

 そして、5戦目の2000万下では最初の障害でいきなりこけて、2まで上げたスタミナとターボ5に救われてギリギリスタミナを持たせるもまたも4着。なんと、5戦1勝で6戦目を2000万下という、自己ワーストかもしれない状況を迎える。

 その後、鬼門のオーミステークスを2着で切り抜ける等、9戦終わってやっとGVをクリア。10戦目でナムコカップというのも、かなり低レベル。ともかく、この時点でスピード4・スタミナ3と、やっとまともな能力になって来ているのが救い。

 そして、GU戦では4連勝を決めて一気にGT昇格となる。もっとも、最初の3戦はスローペースに悩まされてレコード取れなかったが…

 そして、GU4戦でスピードを5個取ったミスターダービーに敵は無く、GTに入っても3連勝を決めて優秀の美を飾り、今回初めてのエンディングとなった。もっとも、3戦ともレコード取れなかったけど…

 それにしても、まさか最弱馬ミスターダービーでエンディングが見られるとは思わなかった。


 そういえば、クラシック3冠達成しているな…



・モモタロー 5戦3勝 6500万円

 スピード・ターボ3で0なのはガッツだけと、結構使えそう。

 5戦目のオーミステークスで、直線まで順調に行きながら最後の大障害でタイミング合わずこけて5着敗退。



・インターラプター 14戦9勝 39500万円(最終能力 8 4 5 5 4 8)

 2頭目のスピード4。スタミナ1のガッツ3と、ミス無しならばそこそこ行けそう。ただ、ジャンプ0は痛いので、序盤で一つでも取らないと厳しい。当時はエクスプレスと人気を二分していた筈。筆者はエクスプレス派。

 デビューから5連勝でオーミステークスまで突破して、GU入りを果たす。そして8戦目のコータロー記念で、向こう正面の大障害でこけてスタミナを失い、そのまま星が出ずに直線を迎えるが、大障害が無いのが幸いしてなんとか4着。

 その後もなかなか勝ち切れなかったり勝ってもレコードを逃したりして、結局13戦目でやっとGUをクリアする。しかし、GT初戦の皐月賞で星一つしか取れずに最後にスタミナ尽きて5着敗退。



・アイアンホース 11戦5勝 20700万円

 名前通りの重戦車。こんなの使える訳ないって…

 2戦目の500万下で、いきなり第一障害で追突喰らってこける。しかし、短距離&スタミナ4のおかげで立て直してなんとか1着。その後3戦続けて2着に終わるも、オーミステークスをレコード勝ちするなどで、7戦でGVをクリア。

 結局11戦目の桜田門賞で、最初の大障害でこけたスタミナロスを取り戻せず最下位敗退。スタミナゼロの状態で最後の直線の大障害は超えたのだが、前が全く止まらなかったのが痛かった…


 結局、最高がミスターダービーで次にディスコボーイとは、どうなっているの?

 結局、久々(十数年振り?)のプレイで慣れるのに時間が掛かったので、前半の馬が圧倒的に不利だったみたい。最後の直線以外で、あれ程障害にてこずるとは思わなかった。それにしても、オーミステークスってあんなに手強かったっけ?



←戻る     ゲームの部屋トップへ     次へ→