音符日記


6/1   8分音符、4分音符、5線に音譜を書いていく。
      8分休符、4分休符、お休みするのも忘れずに。
      音符はただの記号だけれど、はずむこころも、しずむきもちも、
      なんでもわかる、すぐれ物。

6/2   三日坊主にならなかったお祝いをしよう。
      日記を音符で書き始めてひと月たった。
      オレンジジュースとホットケーキ。
      バターもシロップも、ちょっぴり多め。

6/3   最初は、ほんの1小節、8分音符でドミソミドミド。
      今は4〜16小節、音もリズムもいろいろ使う。

6/4   その日の出来事を思い浮かべたり、気持ちを音符にしたり、
      ことばを音に置き換えたり、夢の世界に遊んだり。

6/5   卓上キーボードでちょこちょこひいたり、歌ったりして、
      どんな曲か確認することが多いけど、音符で絵を描くときもある。
      5線の上に適当に音符を配置していく。
      ドレミファソラシドレミファソラシド……と音符を山登りさせてみたり、
      ページの隅っこにだけ8分音譜を書いてみたり、ず〜っと休符を並べてみたり。

6/6   音符日記のいいところは、人に見られても恥ずかしくないところ。
      何を書いているのかわからないから、どんなことでも書けてしまう。      
      わるいところは、時間がたつと自分でも何を書いたのかわからなくなるところ。
      それと5線紙の値段が高いところ。

6/7   きょうから2冊目のノートに入る。
      気持ちを新たに音符日記をつづけよう。
      今度はサインペンでカラフルに書いてみよう。
      まず1ページ目は、ページいっぱいのオレンジの8分音符!
      
      

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