Kokuden-Souken
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2009年国電総研スペシャル
変更がずいぶんある様で・・・



●E233系

 京葉線用5000番代は、2009年度〜2011年度に25編成(10連貫通21本・6+4の分割編成4本)が全て新津車両製作所で製造される模様。2009年度末(2010年3月)の貫通2編成20輌を皮切りに、2011年7月までに毎月1or2編成が製造される。←2010年3月中旬に1本目出場予定。続いて3月下旬にもう1本出場。
 中央用0番代では貫通編成のみ製造だった新津車両製作所だが、京葉用では分割編成も製造し、全編成を担当する。なお、分割編成は
2010年5〜7月頃、集中して4編成が製造される模様で、京葉線に残る201系分割編成も、2010年夏頃で見納めになってしまいそうだ上記2009年度2編成、そして2010年度1本目の10連貫通の後に、通算4本目として2010年5月初旬に第一陣が出場する模様。
 その後、201系の検査期間に合わせてか、2010年9月下旬、12月中旬、2011年2月初旬に、それぞれ1本ずつが出場し、分割編成が4本揃うこととなる。少なくとも2010年いっぱいは、京葉線での201系の活躍が見られるのではないだろうか。
 なお、京葉線用最終出場は、2011年8月初旬の模様。

 

貫通編成

←蘇我

>

 

 

<

>

>

東京→

Tc

M

M'

T

T

M

M'

M

M'

T'c

クハE233

モハE233

モハE232

サハE233

サハE233

モハE233

モハE232

モハE233

モハE232

クハE232

CP

 

SIV

 

CP

 

SIV

 

 

CP

5001

5401

5401

5001

5501

5001

5001

5201

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5021

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5021


分割編成

←蘇我

<

>

 

 

<

>

>

東京→

Tc

M

M'

T'c

 

Tc

M

M'

M

M'

T'c

クハE233

モハE233

モハE232

クハE232

クハE233

モハE233

モハE232

モハE233

モハE232

クハE232

CP

 

SIV

CP

CP

 

SIV

 

 

CP

5022

5601

5601

5501

5501

5022

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5025

5604

5604

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 常磐緩行千代田線乗入れ用2000番代については、予定変更の原因となった?E259系の第一陣出場に遅れること1ヶ月、2009年5月中旬〜下旬に東急車輛を出場する模様。その後、しばらく空いて年内に数本?または2010年に入ってから順次出場の模様。
 なお、千代田線絡みでメトロ車に触れると、2010年度より6000系置き換え用に16000系(10000系ベース)が順次投入される模様である。
 さらにメトロ車絡みで触れると、東西線05系チョッパ車の置き換え用に、05系13次車ベースのワイドドア(15000系)が13本投入される模様。

 

 青梅線用6連(青661編成)が踏切事故で使用不能となってしまった0番代だが、5輌が修理名義で同車番で新津車両製作所にて製造される。出場は2009年3月中旬〜下旬で、ウラ146とウラ147の間の模様である。
 東京総合車両センターに搬入されている事故車のうちクハE232−519以外の5輌は、輸送が困難な様で、同所で解体される模様。

 なお、クハE232−519は2009年2月27日に機関車牽引で新津車両製作所に輸送された。新製される5輌と組んで試運転〜配給輸送され、新青661編成となる。


▲東京総合車両センターから新津車両製作所に輸送されるT'cE232-519
2009.2.27 新宿

 

 

 武蔵小杉駅開業対応として、東海道線用3000番代基本10連+5連の15連1本が、2010年上半期2009年度中(2010年2月下旬)に増備される模様。東急車輛製造。なお、これは増備分であって、現在転用されているE217系の動きは無い模様。下で述べる211系置き換え用投入時には、横須賀・総武快速線に戻る模様である。

 

 今後のE233系投入に触れると、順番的には京葉線に続いて、埼京線→東海道・宇都宮・高崎線(縦貫線含む)→横浜線となる模様である。計画に上がっていた武蔵野線は、205系がVVVF化されていることもあり、233世代の車での置き換えは無くなった模様。未改造の4本は、京葉線から捻出される209−500を8連として転用し、置き換えられる。
 また、埼京線と横浜線の間に相鉄直通用として70輌程度が投入計画されている様であるが、埼京線仕様のものを増備するのか違った仕様になるのかは不明。

 これらの製造は、新津車両製作所を中心に行われるが、これまでに比べて大きな変化がある。これまでは基本的に1線区に集中投入する様、1種類の車輌を製造してきたが、京葉線233製造時はほぼ平行して山手用231の4ドアT車を製造、この両方が2011年半ばに終了すると、新潟地区用低床3ドアE129系(1M1Tの2連及び2M2Tの4連)の製造、そして同時に埼京線の233、さらに2012年に入ると211置き換え用各線の233近郊型も加わり3種類を平行製造することになる。

 その結果、京葉線では250輌の置き換えに1年半以上掛かることになり、埼京線では320輌の置き換えが約3年にわたる長期間となる様だ。

 なお、233近郊型については、新津では付属5連のみ200輌強(近郊型全体では400輌強600輌弱、よって約200400輌はメーカー製造の模様)製造する様で、E129系と合わせて先頭車の割合が高くなり、ペースが落ちるということも、上記長期間にわたる原因の一つと言える様だ。

 

※申し訳ございません。東海道線分を加えていないのと、縦貫線用のE531系を含んでしまっていました。近郊型400輌強→600輌弱で、そのうち縦貫線用は15連×6本の90輌、ちなみにE531系も15連×1本の15輌が増備される模様です。

 

 ちなみに新津では、山手4ドアT車の前に相鉄11000系5輌、山手4ドア・京葉233の間に東急から鋼体回送された都営10−300形2輌の仕上げ・E501更新工事予備車のためのE531付属5連×2など、近々はバラエティ豊かな製造内容となっている模様である。



●E235系

 山手線、横須賀・総武快速線への投入を前提として検討されているE235系は、E233系からの大幅なシステムチェンジとなる模様。新技術は、209系改造の多目的試験車「MUE-Train」に搭載して試験を行った上、反映される様である。
 なお、機器のさらなるユニット化が推進されるとのことである。
 
※横須賀・総武快速線については、E217系が更新を行っているため計画を見直しの模様。



●E231系

 
山手T230−500置き換え用の4扉T車104輌は、新津での京浜東北用233−1000製造終了後に同所で製造、2009年末〜2010年初頃より出場の模様。

 新造車はサハE231−600番代+サハE231−4600番代の2輌組で製造され、4600番代が他形式への編入が考慮された車輌となる模様。
 2010年2月頭に、T231−652+T231−4652・T231−651+T231−4651の2ユニットが出場・配給回送される様である。
 以後、650+4650・649+4649、648+4648・647+4647・・・602+4602・601+4601の様に、逆順で4輌単位で出場の模様。

 これらT車の新潟地区での試運転用に、三鷹車両センターのE231系0代が使用される模様。そのため、現在京浜東北線に残る唯一の209系500番代(クハ209−516他10連:ウラ80編成)が三鷹に出戻り、231を捻出する模様である。
 なお、205系への6ドア車組込み時とは異なり、改造で231−500が足りなくなるということは無いため(TASC対応の改造などは定期検査・予備運用時などに実施し、特に4ドア車を連結するための改造などは行わない)、231−0が山手線で営業するシーンなどは見られそうには無さそうだ。



●209系

 房総用改造は、重量などの関係から、トイレ取付けがTcからM'に変更になった模様。

 上記について、Tc・T’cの剛性アップのための台枠への板材追加による重量増が原因の様だが、この先頭車への施策により、南武転用車も含めてかなり入場期間が長くなっている様である。
 いよいよ5月中旬には、東総車セから第一陣の南武用が出場するが、制御機器の更新などを受け、2200番代となる。

 大宮総車セで改造中の房総向け第一陣は、一部がすでに黄色と青の房総色(211系から採用のもの)となっている姿を見ることができるが、こちらは7月初旬出場の模様。南武線向けの2200番代に対して2100番代となる。

 種車のTc20・MM’147・T’c20から、Tc2131・MM’2157・T’c2131となる模様。編成番号は405。ちなみに、4連は401〜、6連は601〜となる様である。

 なお、MM’は6連の601編成の2101・2102から626編成の2151・2152まで、4連401編成2153から442編成の2194まで2100番代で通しであるが、Tc・T’cは、6連の2101〜2126までは通しであるものの、4連は2000番代が混じる。

 2000番代はTc・T’c15までの空気式ドアの車が種車の様で、電気式ドアのMM’と組むものは一部機器の移設などが行われるが、番代区分の明確な差異は不明。2000番代はTc・T’cそれぞれ8輌が登場の模様。

 上記大総車セより前に、2009年6月中旬に長野総車セより房総用第一陣が出場する。種車のTc24・MM’73・T’c24からTc2141・MM’2169・T’c2141となり、編成番号は417。

その他、長総車セからは、
・8月下旬に
マリ404、Tc2130・MM’2156・T’c2130
(種車Tc75・MM’150・T’c75)

・10月初旬に
マリ403、Tc2129・MM’2155・T’c2129
(種車Tc34・MM’149・T’c34)


大宮総車セは他に
8月中旬7月末に
マリ602、Tc2102・MM’2103・MM’2104・T’c2102
(種車Tc69・MM’137・MM’138・T’c69)

・9月頭に
マリ604、Tc2104・MM’2107・MM’2108・T’c2104
(種車Tc42・MM’83・MM’84・T’c42)

・11月頃に
マリ606、Tc2106・MM’2111・MM’2112・T’c2106
(種車Tc44・MM’87・MM’88・T’c44)


郡山総車セより
・7月初旬に
マリ410、Tc2134・MM’2162・T’c2134
(種車Tc78・MM’156・T’c78)

・8月初旬に
マリ409、Tc2002・MM’2161・T’c2002
(種車Tc15・MM’155・T’c15)

・10月初旬に
マリ418、Tc2142・MM’2170・T’c2142
(種車Tc37・MM’74・T’c37)

・11月末に
マリ425、Tc2003・MM’2177・T’c2003
(種車Tc11・MM’71・T’c11)


東京総車セより
・8月末に
マリ603、Tc2103・MM’2105・MM’2106・T’c2103
(種車Tc41・MM’81・MM’82・T’c41)

・10月下旬に
マリ601、Tc2101・MM’2101・MM’2102・T’c2101
(種車Tc26・MM’51・MM’52・T’c26)

・12月下旬に
マリ607、Tc2107・MM’2113・MM’2114・T’c2107
(種車Tc45・MM’89・MM’90・T’c45)


秋田総車セより
・9月頭に
マリ413、Tc2137・MM’2165・T’c2137
(種車Tc21・MM’57・T’c21)

・11月初旬に
マリ414、Tc2138・MM’2166・T’c2138
(種車Tc29・MM’58・T’c29)

・2010年1月頃に
マリ415、Tc2139・MM’2167・T’c2139
(種車Tc22・MM’61・T’c22)

が出場予定となっている。

 10月1日より房総各線で営業運転開始予定。

 

 209系電動車の蓄電池改造車は、房総地区から北関東へ投入予定線区が変更された模様。これにより、北関東の線区に投入されるはずであった車種を兼用するはずだった日光線では、107系置き換え用に別途車輌が必要となり、233系投入で捻出される京葉線205系を種車に、16輌程度が改造される計画もある様だ。

 209系に準じて、東京臨海高速鉄道の70−000系も約10年間で全車の機器更新工事を行う模様。

 

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