自称、三国一伊達な解説各種!
各種補記
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その1 の 補記カバーや袋は邪魔だからいらない、という方も多いと思いますが、これ、万引き対策としての意味もあるらしいです。レジが二つ以上ある書店では、その書店での混乱を防ぐためというのもありますが、それよりも、他の書店やコンビニにむき出しの本を持ち込まれると、お客様もお店も迷惑するという事態になるので…、という配慮みたいです。
私の街には、なんか異様に書店が多いので、私のバイト先だけの話かもしれませんが…。それに、カバーか袋、どっちか持ってると結構便利ですよ、店の電話番号が入ってるから、商品の問い合わせとか出来ますし。僕は未だに自分のバイト先の電話番号覚えてないんで、とても役に立ってます(笑)
ちなみに私がバイト先以外の書店で買い物をする際には、本を渡す時に何をしてほしいかを伝えます。
「カバーだけかけてください」
「袋に入れるだけでいいです」
「そのままください」そうしとくと書店員は客の様子を伺う作業を減らせ、また、書店員のペースで作業ができるので、結果としてスムーズに本が受け取れます。
「そのままください」を使う時には、鞄のファスナーを開けるなどして、「鞄の中にしまうから」、というアピールをしておきます(笑)そうしないと、袋詰めされてしまうことがあるので。
その2 の 補記(レジ作業編)基本的には、「何もしない」お客さんが、一番ありがたいお客さんだと僕は思ってます。よかれと思ってしてくださってるのはわかりますが、何かをされてしまうと、すべての歯車が狂ってしまうので、「何もしない」を徹底してくださるとありがたいです。参考までに、私のレジでの作業を簡単に。台に本を置いてトレイに代金を置いて頂けた場合はこんな感じに出来ます。ちなみにレジが私の右側にある場合です。
赤字と青字は、ほぼ同時に行ないます。
左手 本を手元に引き寄せて、バーコードがある面を上にして手元に置く。
右手 顧客データーを打ち込み、ガンスキャナーをつかむ。左手 本のサイズにあったカバーを引き出し、本を差し込み易いように持ち替える。
右手 ガンスキャナーでバーコードを読み取り、カバーに本を差し込む。金額を客に告げながら、カバーかけを行なう。
(この間に、トレイに幾らのお金が入っているかを確認)左手 サイズのあう袋を取り出し、本を入れやすく口を広げる。
右手 しおりを取り出して本に差し、本を袋に入れる。左手 袋にテープで封をする。
右手 預かり金額をレジに打ち込み、レジを開ける。左手 袋詰めした本を、お客さんの方にスライドさせる。
右手 トレイをレジ側に引き寄せる。お釣があればお客さんの様子を見て、手渡しか、トレイで差出すか、のどちらかでお渡ししてます。
なお、複数の本にカバーをかける場合は、トレイとお客を見比べて、「これ以上金を置く気配がない」と確信した時に、カバーかけを中断して会計を行ないます。
(待っている間に、財布にお金をしまう時間を差し上げる事が出来ますし、あまりして欲しくはないのですが、作業の間、レジを離れてふらふらと本を物色したりしてもらえます)
たいした作業をしているようには見えないと思いますが、書店員は、これらの動作に必要な動きとペースをすべてカラダで記憶しています。お客さんに手渡しされたモノを受け取る為の動作は、空いている手がするべき作業の妨げと、受け取った手が後にするべきだった作業と、その手が次にする作業への移行の妨げになります。
(実際には妨げと言うほどではありませんが、ストレスをため込む書店員がいると思います。僕はそうです)追記
それと、何かの本で読みましたが、「人からモノを受け取る」という作業は、かなり神経を使う作業なのだそうです。
その2 の補記(レジ台編)レジを置いてある台の高さによって、辛さが変わってくると思います。
少し前まで気付かなかったのですが、私のバイト先では腰のあたりに台の高さが来るように、レジの裏側に踏み台が置いて有ります。これによって結構重いものでも無理なく手で受け取れます。
(本来は店内を監視できるように高くなっているんだと思いますが、思わぬ利点になってますね)書店員の腰がレジの台とさほど変わらない位置にあれば、重いものでもすんなり受け取れますが、それよりも低い位置に場合は、体勢的に重いものを受け取るのが辛いはずなので、無理に手渡ししない方が、書店員は楽できると思います。
この台のあるなしで、書店員の負担は随分変わってくるんじゃないかと、個人的には思います。
でも…、台を置くと、店員の視線がお客さんよりも高くなるので、高圧的に受け取られる可能性がありますので、台を置いてる書店が良い書店かどうかは、あまりわかりません。
感想、御不満、苦情など、どしどし御寄せください。
僕個人の努力でなんとかなる問題でしたら、最善は尽くします。
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