Tranquilidad
日常の中に生を埋没させたい。あるいは日常すら存在しないその内側の世界へ。
2003年9月以降
やっぱり、僕では駄目なんじゃないだろうか
本は何時だってエキサイティングだ
9/30
スティングの SACRED LOVE 購入。
相変わらずかっちょえー。
特に気に入ったのは
Never Coming Homeと、The Book Of My Lifeの2曲
歌詞も相変わらず泣きたくなるほど、東洋的。
リズムも旋律も、あいも変わらず、新鮮さを伴ったエキゾチックで言うことなし。
ああ、嗚呼、
僕は空を見上げずにいられなくなる!
この至福の時――
9/29
「神々の山嶺」読了。
これといい「上弦の月を食べる獅子」といい夢枕獏の本気の物語は、こんなにも熱い。
本を読んで泣いたのは久々。
しかも同じ本の違う場所で2回も泣かされてしまったのは正直記憶に無い。
読了後、人と会うのがさほど好きでない僕が、
わざわざTele氏を呼び出して肴にして酒を飲むくらいにのめりこんだ。
(サンクス、久々に本音で人に腹の底を吐き出した気分になった。)
本に感化されやすいのはいつものことなので、
とりあえず、節操も無く安易に、冬季のビヴァークを経験すべく、Tele氏に弟子入り。
近日中に、道具をそろえて、山登らーor沢登らーを目指します。
Tele氏に教えてもらった「虚空の登攀者」「狼は帰らず」は既に入手。
明日からもしばらくは山のぼらーの夢を見続ける日々が続くでしょう。
この物語のクライマックスで使われる一言は、
「愛してる」という言葉が嫌いな僕が、
ソレじゃない何かをと、自分で探して選んだ大事な言葉で、
本当はもっと違う意味で使われていたんだろうけど、
本質的には同じ言葉であって、なんか、変に納得してしまった。
僕がその言葉を選んだのは、多分、間違いじゃなくて、
それを口にしたそのときの僕の気持ちは、そのときにおいて紛れも無い真実であって、
その言葉を伝えた人は、きっと、僕にとって、いつまでも大切な人で、
僕は、ずっと、心のどこかに、ソレを抱えたまま生きていくのだろうと思う。
泣きながら、そんなことを考えた。
9/20
今日はアル様の「シモーヌ」を見にいく。
アルパーチーノ様は相変わらず、麗しい。
映画広告会社に勤めるT花さんと電話で話していたときに、
「アルパチーノが困ってるシーンだけでごはん何倍でも食べれます。」
と話されていて、変なところで「同志よ!」と叫びたくなる人を見つけたりしてたんですが、
まさにそんな人のための映画でした。
個人的にはすごくアルパチーノが引き立つ背景で使ってもらえていて、
写真にして部屋に飾りたくなるシーンが満載の感じでした。
気合が抜けたパチーノがアールヌーボー調のソファーにぐったりと腰掛けるシーンとか、
まさに「ごはん持ってきてー」という感じで最高でした。
映画自体の感想がない?
しるか、そんなモン!俺ァ、アル様を見にいっとんじゃー!
まあ、子役の子が綺麗だったことはおぼえてます。
9/18
G研のTさんと打ち合わせ。
某社との新システムの始動が回らないとなんともいえないが、
インフラ的にはまったく問題は無いはずで、
あとは、手間を誰が背負うか、システムを組めるか、コストの割り出し、など、
Tさんの言われるとおり、「壁」は既になく、意思の問題になりつつあるか。
帰社時に東京駅でばったりと仕事上の知り合いに遭遇、
プライベートの外出の場を目撃されていたらしく、
「こんどゆっくり話しましょう」とニヤつきながら、立ち去っていった。
なんだろう、ドキドキ。
9/16
版元ドットコムの幹事会に参加する。
ここに渦巻いてる、書籍販売への熱意というものには
いつもびっくりさせられる。
僕はこの会に、「趣旨に賛同した個人」という立場で「会友」参加をしていて、
時々、オンライン書店員という自分の立場を利用した提案などをさせてもらっている。
なぜ「BSの営業部員」という立場で参加をしないかというと、
建前は「会社がそういった集まりに加担することを立場的に嫌っている」から、
という会社の事情もあるのだが、僕個人の心情としては、
「うちの会社に、高い志をもつこの集団に参加する資格が無い」ことが本当の理由だ。
熱い議論が飛び交う幹事会と、
本にまつわるいろいろな話が繰り広げられる打ち上げ、
会社は朝が早いので、翌日が結構厳しいことになるのだが、
ついつい会が退ける終電まで長居をしてしまう。
よった勢いで、「本屋街」への出展をOKしてしまうのだが、
後になってびくついたりしてる。あの面子に名前を連ねるのはちょっと厳しい。
まあ、みんな酔ってたし忘れてるだろうから、督促くるまでうっちゃっときます。
9/6
COREマガジンのNさん来社。
実はこのNさん、バイト先の担当営業でらっしゃったことが、
打ち合わせ中に発覚。
「いや、Kayakさん、あのお店はいい店ですよ。
初速じゃなくて売り伸ばしに関しては有名ですよ、私らの間では」
そうかー、そりゃ、成年コミックのとる棚が年々伸びていくわけだ、
あの店は。
その道の人にいい店だとほめられるのもビミョーな感じ。
神奈川でも、一応は東京よりで、一応はチェーン店であるため、
意外と営業先の版元の人が「ああ、あそこ」といっていただけることが多い。
今月はポツリポツリと話をしているのだが、Jセンター出版局の人もそうで、
店の場所とかはちゃんと覚えていてくださっていた。
意外と、あんな店でも知っててくれる人はいるんだな、と思う。
いわば、これも財産なのかな。
>log
>>home
|