耐 震 性 貯 水 槽
(名古屋市港区藤前三丁目 藤前公園内)


耐震性貯水槽


応急給水栓

○耐震性貯水槽
 
耐震性貯水槽とは、「災害時の飲み水を貯める大きなタンク」のことです。 飲料水は、人が生きていくのにどうしても欠かすことのできないものです。 そこで地震などの災害時に水道管などが損傷した場合に備えて、緊急用の 飲料水を確保することを目的として設置するのが耐震性貯水槽なのです。
 耐震性貯水槽は、平常時は水道管の一部として働いているために、水の 滞留が無く常に正常な水が使用できる構造になっています。
 今回、藤前公園内に設置する耐震性貯水槽は60立方メートルの容量を持っ ていますので2万人に対し1日分の飲み水を提供することが可能です。

○耐震性貯水槽の構造
 
耐震性貯水槽は、直径2bの大きな水道管を貯水槽本体として、その前後 に流れ込む管と出る管をつないでいます。平常時は水道管の一部として正常 な水が滞留することなく流れ、地震時などの緊急時には、流入流出管と遮断 され水の流れ出を防ぎ、貯水槽内の水を確保する構造になっています。

○耐震性貯水槽の特徴
 
@強度が高く、震度7程度の地震にも耐える。
 A常に流れているため、正常な飲料水が使用できる。
 B地下に埋設できるので地上が有効活用できる。
 C防食が完全なため、耐久性に優れている。

○耐震性貯水槽の仕様
・直径2b ・長さ20b ・貯水量60立方メートル
・厚さ22o(ダクタイル鋳鉄製)
・錆を防止するため内部は約20oの厚さのモルタル塗り ・外部はビニール巻きとなっている。

 
○水道水の備蓄法

人が生きていくためには
1日3gの水が必要だと言われています。
「備えあれば憂いなし」
家族の人数の3日分を目安に水道水を備蓄しましょう。
1)保存容器
 20g程度の新しいポリ容器を用意し、水道水で充分に洗浄します。

2)水道水の詰め方
 容器内部に空気が残らないように水道水を満たし、フタを確実に閉めます。  空気が残っていると空気中の細菌で汚染される心配があります。

3)容器の保存方法と保存期間
 直射日光が当たらない、風通しの良い場所に置きます。
 保存期間は1週間が目安です。

4)保存水道水の取り替え
 1週間の保存期間が過ぎたら雑用水などに使用し、新しい水道水に取り替えます。 保存期間内に蓋を開けたときは、そのつど新しい水道水と入れ替える。