1999年1月1日
ショップでは、契約することも、非日常であることを私に感じさせてくれた。
ヤマハのXS650を購入したことも、私には特別なことだったはずなのに、契約した日のことはあまり覚えていない。しかしハーレーの正規代理店は、違っていた。 書類を記入し、納車までのことを説明され、盗難などの保険のことや、オプション・パーツのことなどを説明された。そして、カタログに書いてあった「オーナーズ・キット」をいただいた。「契約した本日から、あなたはハーレーのオーナーです」と言われたことは、私の気持ちを高ぶらせた。
「ローライダー」。
もう私の心にはその名前だけが残るようになった。 私の契約したショップは、「デザイナー・ストアー」といって、ハーレー純正グッズも取り扱っていて、これらが私に「買って、買って」と訴えていた。 ジャケットやピンバッジ、そうそう、我が家におけるもう一つの趣味であるピンバッジも沢山あった。車種にもよるようだが、契約から納車まで、長い時間がかかることを聞いても、やはりユーザーとしては納得できるものではなかった。なぜなら、私の勤めている会社では、これまで受注生産的なことが多かったが、いわゆる売れ筋機種はできるだけ即納体制をとろうという方針に変更してきたからだ。 お客が何を望んでいるかをもっと考えて欲しいと言わずにはいられなかった。
とは言っても、ハーレー・ダビッドソンは、お客様満足度向上ということを重視しているとカタログにあり、ショップでも特別な扱いをしてくれる。ここまでできる会社なら、納期管理をもっと考えて欲しいと思うのであった。 この点だけは納得できなかった。 ハーレー・ジャパンの方々、日本人の考え方も分かっていただくように頑張って欲しい。
11月中旬に契約した時に、ツインカム88エンジンの出荷が全体的に遅れ気味であり、99年の2月分まではすでに決まっているため、私のローライダーは3月以降の納車になるという。 しかし、ショップの店長はよくやってくれた。1月中旬には日本に輸入され、2月中に納車できるかも知れないということが急に分かった。 正直言って、これは私にとって重大ニュースだった。
そうなると、オプションパーツのことを早く考えたい。2月の納車なら寒いし、以前から欲しいと思っていた「ウィンド・シールド」、つまり風防を買いたくなった。バッグはどうしよう? ハーレーは基本的に物を積むためのスペースを考えていない。 FLH系やソフテイル系車種では最初からバッグがついているものがあるが、ローライダーには何も積めない。 どうしよう。 純正バッグは高いし、皮製バッグでは雨の日に困る。 社外品を選択するしかない。
今度、上野にあるショップにも行ってみよう。
1999年1月25日
ショップから電話があった。 我がローライダーは既に日本に上陸しているようだ。そして通関にもう少し時間がかかり、埼玉のショップに搬入されるのが2月上旬になる見込みということ。もう近くに来ていることを知ると、落ち着かない。 てっきりまだミルウォーキーで製造中かと思っていたからだ。赤と黒のツートンカラーが眼に浮かぶ。 だれか早く見せてくれ〜〜〜〜〜〜っと。
ショップへの搬入日は会社を休んでカメラとビデオを持って取材し、ホームページに入れておきたい。ハーレーを買うことなど、一生に何度もあるものではない。納車の日は何を着て行こうか、今から考えてしまう。 天気がいい日がいい。暖かい日ならば先日ショップで買ったハーレーのGジャンを着たい。
みんなだれでも、ハーレーを買う時にはこんな気持ちになるのだろうか?今までに買った人、掲示板にその時の気持ちを入れて欲しい。ドキドキする今の気持ちを共有したい。
1999年1月30日
再度ショップからの連絡が入った。 我がローライダーは2月12日にショップに搬入されることになったことを。 またまたドキドキ....やっぱり自分のハーレーのことを考えると、心は全く「小学生の遠足の前日状態」になる。 HPをこうやって編集していることが楽しくて、納車されたらどこに行こうとか、長距離ツーリングはだれと行こうかとか...
2月12日は休暇をとることになっている。 写真とビデオを撮って一生の記念にしよう。 そしてHP上で記念に残し、ハーレーを買おうとする人たちの参考にしてもらおう。