納車日のアドバイス
1.納車日のコースは決めておきましょう。
国産大型バイクに乗っていた方ならいいかもしれませんが、初めて自分のローライダーに乗る日は記念すべき日です。
ショップから自宅まで直行するのか、すこし走ってみるのか考えておくのも悪くないじゃないですか。
折角だから近くの公園にでも立ち寄って写真を撮るなんていいと思いますよ。
仲間がいたら一緒に立ち会ってもらえば、写真を撮ってもらえます。
2.新車の状態で写真をとる。
特にエンジンの下回りを撮影しておくことをご提案します。
ハーレーはよくオイル漏れしますので、新車の状態で撮影しておけば、何かのときに比較できます。
3.ショップから走り出す前に、オドメーターを撮影する。
走行距離がほとんど0kmのオドメーターは、あとから記念になります。
4.暖気運転の方法を十分に聞いておく。
5.ショップから走り出す前に、サイドスタンドの出し方を何度も確認しておくこと。
ローライダーのサイドスタンド(ジフィースタンドと呼びます)は、引っ込めると目で見えません。
だから停車してから探しても見つからない可能性があります。
必ず出発前に、スタンドの出し方を練習すること。
コツですが、ブーツのカカトで引っ掛ける感じです。
6.ブレーキはリア中心に
ローライダーを含むハーレーは、ブレーキの効き方が国産車とは全く異なります。
リアブレーキを中心に使ってください。優秀なリアブレーキを使いこなせるように頑張りましょう。
フロントブレーキはご存知かもしれませんが、あまり効きがいいとは言えません。
フロントを強く使うと、車重の思いハーレーはフロントが大きく沈み込みます。だからあまり快適ではありません。
リア中心なら問題なく目標に合わせてブレーキングできます。
納車日にはこれを覚えておくように。
7.立ちゴケに注意
ローライダーを含むハーレーは、思っている以上に安定して、いいモーターサイクルです。
しかし止まっている時のローライダーは取り回しが楽とは言えません。
信号待ちで停止し、空いている隣車線に移動しようとして慌てて発進、そこでエンスト...
そんな時は「ワオ〜」と思うほどの重さが手に掛かります。
出来る限り支えますが、ダメな場合も多々あります。
立ちゴケには十分に注意しましょう。
なにしろハーレーのオーナーで立ちゴケ経験者は、かなり多いですから。
8.車庫入れ
車じゃあるまいし、車庫入れ???
そうなんです。あなたの家に車用の車庫がある場合、ちょっとした注意があります。
雨が車庫に溜まらないように、道路に向かって緩い傾斜を取ってある場合があります。
そのような車庫では、ローライダーが鉄の塊であることを私達に訴えます。
ローライダーという鉄馬は、ガソリンを満タンにすると350kgほどあるので、緩い傾斜でも楽ではありません。
もしその車庫にバックで入れなければならない場合、ショップから帰ってきて車庫に入れるとき、家族の方に手伝ってもらうことを考えておきましょう。