HD-4で移動時の防犯対策をしよう

2005年、東京では繁華街において、数分間という短時間でのハーレー乗り逃げ盗難事件が多発しました。ハーレー純正のアラーム、ディスク・アラームを使っているケースは少ないですが被害に遭っています。恐らく何からの方法で解除したと思われます。また、チェーンなどを使った場合であっても切断されて被害に遭っています。では狙われたら最後でしょうか?

切断される事を考えると、携帯式油圧カッターで行っているとしか思えません。であれば、それで切断できない製品で防御すればいいわけです。キタコのHDシリーズはその構造上、油圧カッターでの切断は容易ではありません。角ばったものは、力学上考えても力点が2点に集中し、構造物を切断するに必要な十分な力が与えられないためです。

【使用方法】

移動先で駐車する場合、どこかのポールとフレームにHD-4で接続する方法や、写真1のようにフレームと前輪の間に入れて使う方法が考えられます。どちらの場合も、HD-4が空中に浮いているようにすることです。こうすることにより、切断は更に困難になります。空中のチェーンをカッターで切断するためには、地上に設置したチェーンの切断以上にカッターの扱いが難しいためです。
HD-4はHDシリーズでもっともコンパクトです。写真5で比較して分かるように、HD-8、HD-6と比べ、HD-4はコンパクト性に優れています。また、写真4では、片手で簡単に扱えることもお分かりいただけます。

【積載方法】

移動時の搭載方法はリアシートまたはサドルバッグが現実的です。リアシートにシーシーバー(背もたれ)がある場合は写真2のように巻きつけることで固定できます。 写真3ではリアシートの大きさに丸めることができることを示しています。つまり、リアシートにシートバッグを取り付ける方はその中に入りますし、この大きさでしたら皮製のサドルバッグでも積載可能です。重量は4.5Kgです。

【考慮点】

移動先で車体のフレームと固定物間を接続する際、パイプなどの固定物までの距離にによってはHD-4よりもHD-6のほうがふさわしい可能性があります。ヒモなどであらかじめ長さを調べてから購入するといいでしょう。

【写真1】 移動先で駐車時、フレームと固定物間をHD-4で繋ぎたい。しかしポールなどが無い場所では、フレームと前輪間にこのように使うことで、乗り逃げを不可能にする。
【写真2】シーシーバーに巻きつけてみると、ご覧のように極めてコンパクトに丸められる。
【写真3】リアシートにシートバッグを付ける場合でも、このようにリアシートの範囲にすっぽりと収まるのでバッグの中に入れられる。重量は4.5kgなので、しっかりしたサドルバッグなら入れられます。
【写真4】HD-4を丸めて手で持ってみるとこんな感じです。4.5Kgなので片手で持てますし、コンパクトです。
【写真5】HD-8、HD-6、HD-4を並べた写真です。HD-4がいかにコンパクトなのかが分かります。

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