ホッカイダー2001 (その5)

8月4日 素晴らしい千秋楽
走行距離 369km

朝6時、目を覚ますと快晴。
気温はひんやりしていて上空の青空が美しい。まるで秋空のようだ。
朝日に照らされながら、愛馬の手入れをする。
今日はホッカイダーという晴舞台の千秋楽なのだから。

朝食を済ませコーヒーを呑みおわると、恒例の記念撮影だ。
この写真はそのまま吉里吉里のライダ年鑑になる。
一緒に泊まったうちの数名は、昼に稚内発のフェリーで礼文島に渡るので、撮影すると早々出発していった。
みんなあの桃岩荘で感化されてくるのだろうかなどと考えるのも、また楽しい。

私たちは結局最後になって宿を発ち、海沿いの国道232号を南下する。
昨日見えた風力発電機が真正面に見える。
苫前(とままえ)から国道239号を左折し、山の中を走ることにした。大正解。
晴れ上がった空と峠の緑が実に奇麗。
私達はその後、驚く景色を目にすることになる。

幌加内(ほろかない)という場所が日本一のそばの産地である事をご存知だろうか。
道の両側はどこもそば畑。
白く咲いているそばの花が可愛い時期だ。
道の駅「ほろかない」でそばの昼食をとる。
おみやげに、幌加内そばを買ってみた。帰ってから食べることにしよう。

深川経由で旭川を抜けて、美瑛に入る。
時間はあまり無いのだが、パッチワークの路を曲がり、ケンとメリーの木の前で記念撮影
やはりここはそのまま通過することはできなかった。
私の好きな場所だ。
国道237号を南下する。
この道路は空いていて快適に流せる。

旅の間に、i-mode専用掲示板に書き込みがあった札幌の「なおとさんご夫妻」と連絡がとれ、太平洋沿いの街、門別で待ち合わせた。

私と同じ1999年型のローライダー乗り。一緒に来られた奥様はBMW。何とも羨ましい限りである。
暫くお話ししてから苫小牧港までのショートツーリング。
ちょうどフェリーの受付時間になったので、乗船手続きを済ませ、フェリーターミナルのレストランで一緒に食事をした。
少しの間でも、こうして地元の方々とお会いできることがとても嬉しかった。
フェリーに乗船し、出航までの間、デッキに出て北海道に最後の別れを告げる。
見上げると星が奇麗だ。

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