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真鶴・貴船まつり(貴船神社の神輿の石段下り) 貴船まつりは日本三大船祭の一つとされ、7月27日と28日の2日間にわたって行われる。 初日は、貴船神社の神輿が貴船神社から出て、神輿船で海上を渡り対岸のお仮屋(仮殿)に渡る「神輿海上渡御」などの一連の行事が行われる。 2日目はお仮屋を出た神輿が町内を練り歩いた後お仮屋から海上を渡って貴船神社に戻る一連の行事で、それぞれが古式にのっとってゆったりと進行する。 貴船まつりは国の重要無形民俗文化財に指定されている。
(櫂伝馬) 櫂伝馬は神輿海上渡御の船を曳航する船で、 東西2隻の船が、小早船を中継ぎとして神輿船を曳く。 小早船は神輿の海上渡御のための中心となる船で、これも東西2隻。 美しく装飾されており神輿海上渡御の華である。 神輿船の左右に囃子船がつき、神輿を守る形になる。 神輿は貴船神社にまつられているが、神社祭式のあと、神輿発輿式を経て急な階段を下り、海岸に出る。 鹿島踊りは、神輿発輿式の前に奉納される。 のどかな踊りで、踊りの輪の中で幼児が抱き上げられ無病息災などを祈願したりする。 踊りは中高生中心で、小学生が外側の輪を廻るのが微笑ましい。 神輿が八十数段の階段を駈け下る様は圧巻で迫力がある。 また、法被姿の背に「貴船」と書いてあるのが何とも粋で、これが、貴船まつりの一番の見ものかも知れない。 この次は二日目の模様も是非取材したい。 |