道南の真昆布
旅の楽しみの一つに各地の名産品と出会うということがある。
そして、旅に出られなくても、 その特産品を取り寄せて、
日々の食卓を飾るというのも、 悪趣味というか、無上の楽しみというか・・・。
北海道の道南なら、
何と云っても真昆布(まこんぶ)。
出汁の味がマイルドでしかもコクがある。
おでんなどに入れると、2日目には
トロトロとなって、昆布が一番美味しくなる。
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(真昆布(1)) |
(真昆布(2)) |
真昆布の産地は道南の津軽海峡、もしくは噴火湾に面した海
(地名でいうと、函館市、椴法華(とどほっけ)、南茅部(みなみかやべ)のあたり)で、
北海道を襟裳までゆくと日高昆布となりここから北上すると
羅臼昆布、利尻昆布になる。
真昆布や日高昆布はやわらかいが、羅臼昆布、利尻昆布などは
出汁が良く出るがとても堅い。
本州側でも、青森、岩手などを旅するとたまに売っているが、
三陸まで南下するとワカメになってしまう。
ひろさんは、 「南茅部あたりの海水温が真昆布を育んだ」 という解釈を信じている。
昆布百科のページ
注文の仕方は、
年に一度、ファックスか電話でやりとりして1年分を送ってもらう。
かなり前は生産者(パックする人)に電話していたが、このところ、漁協に
出荷するので勘弁して欲しいといわれ、今は、椴法華村営の国民宿舎・ホテル「恵風」に申し込む。
最近開設された同ホテルのホームページには真昆布のことが掲載されていない。
ホテル「恵風」のホームページ
煮物、おでんには、冒頭の写真の「促成真昆布」で十分だが、白身魚の昆布締めを作るなら、「椴法華産昆布」が良い。
このパックを、それぞれ3〜4パックと、おぼろ昆布(もしくはとろろ昆布)を1〜2パック入れてもらって送ってもらう。 これで1年の出汁の素材がそろう。
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