ひろさんのたわ言(25)



伊豆稲取の・雛のつるし飾り

早春の稲取はピンク一色に染まる。
というのは、温泉の客引きもかねて、
この地方に伝わる 「つるし飾り」を一斉に展示するからだ。

「つるし飾り」とは、雛段の廻りにつるして飾る手作りの
ぬいぐるみで、絹のはぎれと綿が材料。

「桃」、「ふくろう」、「巾着」、「三角」、「さる」、「うさぎ」など、
40種類以上もあるそうだ。







古い雛の展示は数カ所しかないが、商店街が
こぞって協賛し、 つるし飾りを吊して町を盛り上げている。
商店の数は100店舗を超え、商店の門口に
「つるし雛飾り・協賛」のピンクの幟がなんともなまめかしい。

お雛さまの展示をしている旧家は一軒だけで、
写真撮影禁止。 公共の展示場も写真撮影禁止。
しかし、撮影OKの展示場もあり、また、商店の
「協賛組」は撮影大歓迎だった。

お雛さまの表情はどれもおだやかで、巷の商業主義
とは無縁の気高さがあった。


(詳細は「ひろさんの旅枕」・日帰りの旅・伊豆稲取の項をご覧下さい)
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