ひろさんのたわ言(24)

キンカンの甘露煮

少し旧聞かもしれないが、我が家のおせちのうち、キンカンの甘露煮を紹介をする。

実から全て自作の甘露煮だ。 キンカンの木を植えたのが10年ほど前か?。
まだ1メートルぐらいの樹高だが実をよくつける。

キンカンの実


キンカンは、皮ごと食べられる柑橘類で、寒さに強い。
春に白い、香りの高い花をつける。
同じ大きさの実にするには、摘果が必要で、細い枝にいくつもの実をつけた場合には適当に間引く。
ちょうど12月の半ばから1月頃が収穫期。
甘露煮にする場合は、実がやや未熟でそのまま食べると少し酸っぱいほうが良い。

2001年は豊作で、年が明けてからもう一度収穫が可能なほどだった。

キンカンの初収穫


下ごしらえは、実の上下方向に切れ目を入れ(ちょうどラグビーボーッルのようにし)、茹でこぼすこと。
これは種を出すためだ。キンカンは実の大きさに比べて種が多く食べるときうるさい感じがする。

切れ目を入れるとエッセンスが出てしまうということで、種を出さない作り方もあるが、我が家は食べやすさをとる。

切れ目の入ったキンカン
種はまだ入っている


後は砂糖でコトコトと煮る。20分〜30分で汁が煮詰まったら出来上がり。

キンカンの甘露煮の出来上がり


酒で疲れた胃に、キンカンのさわやかさがマッチして、評判のおせちが出来上がる。
キンカンの甘露煮は昔よくあったママレードの食感に似ている。




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