ひろさんのたわ言(4)

春の年中行事

くぎ煮

毎年3月になると、淡路島からくぎ煮が届き、一杯やることになる。
友人からの頂き物だが、届かない年は自分で注文する。

くぎ煮とは、解禁になったイカナゴ(春告魚)の幼魚の佃煮のこと。

(岩屋の関新商店( 0799-72-4603)のはがきに曰く。
「東京・東海・富山・北海道などで小女子、九州・中国地方ではカナギと呼ばれています。イカナゴの釘煮は春の風物詩。」)

淡路島の名物だが、明石側でも製造している。

関東の人はご存じ無いかも知れないが、これが絶品。
メーカーには年中あるが、新子(三月魚)は格別のような気がする。



花粉症

もう20年からのつきあいで、お互い手の内を知り尽くしているが、今年は特にひどい。
現役時代は会社に出ると止んで、土日がひどかったが、今年は様子が違う。
テレビの花粉情報とも若干異なり、かなり不規則にくしゃみや鼻水が出る。

成り行きに任せ、特に治療しなくても4月の声を聞くとぴたりと止むから不思議。

ところが、最近9月頃にもなんとなく鼻水が出て、目がうるうるしてくるので、これも年中行事化するのだろうか。



ふきのとう

ちょっとした山道の道ばたにあるやつが特に香りが高い。

これを、塩水の熱湯に浸すと色が鮮やかになる。冷水で15〜20分ほどさらしてアクを抜く。 細かく刻んで、フライパンで炒め、あとは、味噌に和える。(とのこと)。

ほろ苦さがたまらない。で、ちょっと一杯ということになる。
自分で摘んだモノの方が旨いと思えるのはどうしてだろうか。



つくし

隣の空き地で顔を出し始めた。
で、つまんで天ぷらに。

顔を出し始めのやつは茎がやわらかで歯ごたえが良い。
芽が出てから日が経ってしまうと、香りは良くなるが、すじが歯にはさまり風味が落ちる(気がする)。

天ぷらは数少ないひろさんのレパートリーの一つだが、つくしは年に何回も揚げないからどうしても揚げ過ぎてしまう。

今年はうまくいった。


たわ言(前回の分)