ひろさんのたわ言(21)

玉紫陽花(たまあじさい)



玉紫陽花の蕾み 玉紫陽花の花期は、8月半ばから9月いっぱい位だが、今年は猛暑のせいか、8月末から咲き始め、10月の末近くなって葉っぱが枯れかけても、まだ花を咲かせている。

何年か前、伊豆の天城峠から河津の七滝近辺を歩いたとき、紫陽花の季節(6月〜7月)に玉(つぼみ)を沢山つけた玉紫陽花が、川沿いの日陰に茂っているのを見て欲しくなった。
ふつうの紫陽花はすぐに大きくなり、猫額には不向きで、額紫陽花に切り替えようと思っていた矢先だったので、玉紫陽花の入手先を探した。

その結果、所属しているゴルフ場に沢山有ることがわかり、売店の女性に幼木を掘ってもらい、自宅に植えた。

翌年は花をつけなかったが、2年目は沢山花をつけ、3年目の今年は10月になっても 花が楽しめるまでになった。

9月ごろの玉紫陽花


花は額紫陽花に似ているが、玉紫陽花はつぼみを楽しむのが良い。
白い玉のようなつぼみは見事で、6〜7月中楽しめる。花の名前の由来はここからきた。

花の色はきれいだが、鮮やかな色の期間は短く、咲くそばから落ち始める。
葉っぱの上に落ちた花は風情があるが、これを楽しむというのは余りに年寄りくさい。
色鮮やかな花(中心側の花)は両性花、外側の白い花を装飾花という。
葉っぱは両面に毛が生えており、ふつうの紫陽花とちょっと違う。

玉紫陽花は、ねらい通り、あまり大きくならず、猫額にはぴったりの植木だった。

10月19日の玉紫陽花






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