ひろさんのたわ言(18)

ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)




美女の形容に「いずれ菖蒲か杜若」という言葉がある。
これは、優劣をつけがたい美しさの形容で、 アヤメとカキツバタの違いも、これまた区別しがたい。

さらに、キショウブがあって、ハナショウブがある。

ヒオウギアヤメの語源は、葉っぱが、檜扇の形をしていること、花が文目(あやめ)模様をしていることから来たと言われている。

カキツバタとの区別の仕方は、花の形の他に、花芽が複数付く(ヒオウギアヤメ)か、一つだけ(カキツバタ)かということでも可能だとのこと。


一方、キショウブは、黄色い花で、5月5日に、イトーヨーカドーで売っているから、これは判りやすい。
また、鎌倉市内を流れる河川に結構自生している。
サトイモ科の植物である。

ハナショウブは園芸種で、各地の菖蒲園は6月中〜下旬の梅雨の晴れ間に人を集める。

鎌倉市内では、大船のフラワーセンターが唯一ハナショウブのコレクションを持っているが、他の菖蒲園に比べてややさびしい品揃えかも知れない。


ヒオウギアヤメは、高山植物で、ナスノヒオウギアヤメとか、キリガミネヒオウギアヤメとか、その土地に因んだ亜種がたくさんあるようだ。
当然北海道にもヒオウギアヤメの名所が多く、たとえば、斜里に近い小清水町の小清水原生花園などはいろいろのホームページに取り上げられ、美しい写真が掲載されている。

ひろさん宅の猫額では、きっちり6月に入って花が咲き始める。







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