活動記録-付録9 第34回「アリアンロッド 廃プレーは控えめに」追記 |
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GMから頂いたシナリオ資料などを掲載しています。
文章は編集していませんが、レイアウトの関係で改行を付けたり句読点つけたりはしています。
第34回アリアンロッド 廃プレーは控えめに
草木に若芽が付き始め、気温が穏やかになり、冬は終わりを告げようとしていた。
この季節、新感覚RPGシルバーエンゲージという、オンラインゲームのβ版がオープンする。
しかし、一ヶ月で応募配付は終わり、数々の噂を残しながら、表舞台から消える。
〜アリアンロッドRPG〜廃プレーは控えめに
人格の表裏、白と黒が浮き彫りにされる・・・。
シナリオ内容
いつも高校に通っていた、幼馴染の小春が事故に遭い、車椅子生活を余儀なくされた・・・。
小春は公立高校をやめ、通信の高校に切り替え、家が隣同士だというのに会う機会が減ってきた。
そんな時に彼女がMSNでこう切り出した。
「もし、私が魔王にさらわれたら・・・助けてくれる?」
俺はいつもの冗談かと思いながら・・・。
「当たり前だろ、お前がどんな所にいようとも必ず助けるぜぇ」
気軽に打った文章に小春は、「ありがとう・・・」と打ってきた。そして、MSNからログアウトした。
不思議に思いながらも、久しぶりに小春との遣り取りに心が弾んだ、個人設定の文が切り替わるのを見るまでは・・・。
Koharu:さようなら。
俺は小春に電話して繋がらない事を確認すると、MSNにログインしている。小春の妹の真由にメッセージを打ち込んだ。
「真由ちゃん。小春の様子、変じゃないか?見てきてくれないか?」
一つ年下の真由も、小春が冗談でもMSNの個人設定に「さよなら」なんて書く、性格では無いと思い、慌てた様に「見てくる」と打ち込み、一時退席中の表示になった。
幼馴染の敬助から、挨拶も無しにメッセがきた・・・。
なにやら、お姉ちゃんの事が心配らしい。やっとその気になって来たのかと思った矢先に姉のMSNの個人設定が目に映る。
「これは・・・!」
私は急いで、姉へと走った。
ドアをノックして返事が無い事を確認して、部屋に押し入る。
夜だというのに部屋に、明かりは点いていない。その暗がりでパソコンのみが、青く部屋を照らす。
部屋の明かりを点けると、家で飼っている猫のミーが、ベッドの上からパソコンを凝視しているかと思うと、こちらに「ミャー」と一声、発してパソコンの中に飛び込んだ・・・。
物理的に、現実にはありえない事がそこには起こったのだ。
パソコンの中に愛猫は消え、その場には私だけがポツンと取残された・・・。
「ぇ・・・え、え〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
私は自分が見た光景が信じられなく、平常心を失い。パソコンの画面を触るが何も起きるはずも無く・・・ただ硬い感触がするだけであった。
私は慌てて、自分のパソコンに戻り事の真相を、皆に告げる。
そして姉のパソコンに写ってた画面が、MMOのシルバーエンゲージだったと・・・。
親友の敬助と真由が、私をMSNに呼び出す。
真由は混乱しているらしく、打っている文が滅茶苦茶で、真由の事を知っていなければ痛い人かと思うような内容である。
敬助はというと・・・。まるで自分が、名探偵になったかの様に、真由の事件を真剣に分析して、何らかの答えを出そうとしている。
私には、まったく意味不明である。しかし小春の事は正直、心配なので二人に小春の部屋で集まろうと提案してみた。
僕がいつもの通りに、馴染みの冒険者の店をでて、中央広場の噴水付近を通ったその時。
ふと視線を感じて振り返ると、ヴェーナの少女がこちらを見ている事に気が付く。何か様なのかと思い話しかけようとしたら、いきなり抱きつかれた。
唖然としている処に、ギルドメンバーの三人が僕の前に現れて、ヴェーナの少女に問いかけた・・・ミーなの?と・・・。
悪意の無い、残虐・・・ゲームだから何をしてもいいの?
不安だからって、人を困らせていいの?
寂しいから、構って欲しいからって迷惑かけていいの?
リアルとエリンディルの世界が交差する。
「私は、創造を司る白のプログラムで、エリンディルに神として君臨する!」
男はリアルで出来ない事を、異世界エリンディルで成そうとした。
「そんな事はさせないわ・・・破壊を司る魔王のプログラム、黒のプログラムで、彼方の野望を食い止めるんだから!」
少女はリアルと、エリルディルとの違いは無く、皆が今を大切に生きている。そんな世界を守るために立ち上がった。
人対人。エゴと混乱の中、世界は元の分かれた世界となった。
悪は飛び去り、小春の手術は成功して、全ては元に戻った。
まるで事件は初めから無かったかのように・・・。
GM感想
PCも混乱しましたが、GMはもっと混乱してました!
いやぁ、コンベーション向きじゃありませんでしたね。なんせPCに名前が二つあるし、PC4が実は小春なんでしたもの。いやぁ、まったくもって複雑になったものです。
自分はダメダメだと思っていたんですが、感想はそんなに悪くなかったのが救いですね。優しいPCさん達に感謝です。
まー、進行は・・・一時間も予定よりやってしまったし、御察しです(ノω・、) うぅ・・・。
今回の話は、某MMCで首都の南でマッタリしていた所、テロ(PCによるアイテムにより、ランダムモンスター発生)が元ネタなので、プチノーフェクションです。
その場が楽しければ全てがOK派と、ゲームだからって迷惑はやめろ派の話です。
コンベーションは色々、挑戦する場だと自分的に思っているので懲りずにまたヨロシク(^○^)/です。
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