これが犯人が残した絵と文章(題名:「僕の私の想い出」)だ!

「わざと叩いたんでしょ?」「………。」 「わざとやったんでしょ?」「…………。」 「わざとでしょ!」「……うん。」 ・・・・むちゃくちゃ怒られました。ええ。 “わざと”って言葉知りませんでした。 もちろん身に覚えの無いことでした。 なーんーでーーー、って泣きました。 子供の立場になって考えない保母さんの話でした。

現在までの捜査協力プロファイラーによる推理は次のようになっている:


プロファイラー名犯人の性別犯人の年齢犯人の職業以上の推理の理由および他に読みとれること
九尾の猫さん
26くらい 保父さん これは実話? この保母を許すことの出来なかった彼は、傷心の少年時代を送る。それなら自分がなってやろうと学校をでて保父になる。そしてその職場で園長となっていた彼女と再会。それとなく過去の事件を話し、過去の謝罪、までいかなくともせめて省みてもらおう、と思ったが彼女はそんなことを覚えてないという。それどころか彼女の子供に対する態度はあの頃と変わっておらず、子供を叱ることでストレスを解消しているようだった。  日々、憤懣がたまっていった彼はついに事件当日、衝動的に彼女を撲殺してしまう。証拠を残す事を恐れた彼は、殺害後1時間も現場に残り証拠隠滅作業を続けた。その行動が裏目になり、近所の主婦に保育園からでてくるところを目撃されてしまう。ここから先は皆さんのご想像におまかせします。  以上
NEW BENさん
20くらい 学生 ↑しかし、そこまで話しが進むとは・・・。まあ、この事から二つ学びましたね。一つは「わざとやる事は激しい怒りを買うようだ。」と「子供にはわからない事が多いので決め付けてしかるのはよろしくない。」と言う事です。勿論この保母さんを怨んではいないでしょう。全国の保母さんに、この事を理解してもらおうとの犯行である事は言うまでもありません。
小梅さん
50くらい わら人形職人 絵うまいっす
しんちゃんさん
29くらい 塾講師 幼いころの記憶がよみがえり、自分はこうすべきではないと 自覚しているものの、ついつい絵のようなおばさんのようにふるまってしまし、自己嫌悪に陥っている。
ポアロさん
4くらい 園児 「な−ん−で−−−、」の「−−−」の部分と、図中の人差し指と地球の公転面の作る角度にアインシュタインの一般相対性理論を適応させる事で上記の結論が導き出せる。

以上、5 人がプロファイリング捜査に参加してくれた。

そして事件は解決した

 犯人は観念し、自ら出頭した。以下は供述をもとにした捜査資料からの抜粋である。

名前:マッキ

性別: 年齢:23 出身地:広島 現在の居住地:岡山 職業:大学院生

自分自身についての犯人の供述:

どうも,マッキです. 黄色い服の子は,「この子叩いたでしょ!」と連れてこられた子です.私は楽しく遊んでた所でした. 保母さんには問題児に見られてたんでしょうか?泣かすより,泣かされる方が多かったように覚えているのですが. あと,子供の目線まで下りない教育のしかたには恨みがあるかも.


 事件が解決してみるとなんとなくもの哀しさのようなものを感じないでもない。

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