これが犯人が残した絵と文章(題名:「僕の私の想い出」)だ!

絵に描いた旗はもちろんこの後すぐ捨てた。部隊で生きて帰ってこれたのは私一人だった。玉音放送が伝わったのがあと一日遅かったらインタアネットなど知る由もなく、マレーの土となっていたのであろう。

現在までの捜査協力プロファイラーによる推理は次のようになっている：

プロファイラー名犯人の性別犯人の年齢犯人の職業以上の推理の理由および他に読みとれること
尾崎貞夫さん
E-mail 		男 68くらい 定年退職 神国の国が、古い表記である事から、 おそらく、実体験であると思われる。 インターネットと言わず インタァネットと 呼ぶ所が、彼の年齢が分かるものである。 また、構図的に無理がありながらも、 木漏れ日を書いたのには、原体験があると思われる
もりもんさん
E-mail 		男 75くらい 無職 最初、元暴走族の方かと思ったが、「もちろんこの後すぐ捨てた」 ってのがめっちゃリアリティがあるので、きっと実際の戦争体験 者だと推測される。決して家族は多くはないが、若い人達との交流も あり、充実した毎日を送っていらっしゃる方であろう。
takeさん
 男 23くらい 学生 神国日本と書かれているが生まれたのが戦前だとすると 本日国神と右から左に読むように書くところが普通だろう となると、犯人は戦後の生まれであり、相当の戦争マニアとみられる。 負傷している人がいるにもかかわらず旗を振っていられるのは、実際に 戦争の体験がないからでは？。出血量が少ないあたりにもうかがえる。
堺和光さん
E-mail		 男 22くらい 学生 まず第一に、絵に書かれてある軍服の色が旧日本軍のものではない。 犯人の知性は、かなり高いと思われるが、妄想癖 があり、一人部屋に閉じこもるタイプの暗い 人間であろう。 インタアネットとわざわざ表記しているのが、白々しい。
BENさん
 男 20-23くらい 自衛隊 「神国日本」は逆。軍服の色もおかしい。現地ならかぶともあるはず。生き残りの方なら、明色系統の色は使えない｡これは子どものころの戦争ごっこであると推測される。インターネットに出会ったきっかけが何かあったのだろう。「自衛隊」というのはジョークです。中小企業の社員であると言うのが本筋の見方｡
以上、5 人がプロファイリング捜査に参加してくれた。

そして事件は解決した

　犯人は観念し、自ら出頭した。以下は供述をもとにした捜査資料からの抜粋である。

名前：Mihonosuke

性別：男 年齢：28 職業：大学院生

自分自身についての犯人の供述：

趣味：霊媒、ストーリーの創作 好きな言葉：信じるものは馬鹿を見る 年齢：実年齢です メッセージ：天皇制粉砕!!

事件が解決してみるとなんとなくもの哀しさのようなものを感じないでもない。
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