これが犯人が残した絵と文章(題名:「僕の私の想い出」)だ!

にぱっ!

現在までの捜査協力プロファイラーによる推理は次のようになっている:


プロファイラー名 犯人の性別 犯人の年齢 犯人の職業 以上の推理の理由および他に読みとれること
プロの視点さん
15くらい 探偵 まだまだ、育ち盛りの芳江は日に日に老いていく母を見るにつれ、たえられないほどの羞恥心を感じている。憎しみはまださほど現実に根ざしてはいるが、心のまったきは狂おしいほどの炎熱を纏い、体からほとばしるほどである。けだし、泣き顔は見たくないと謂われたときから、あの、麗しい姫を想う懇ろなき青春は終わったのである。愛は底辺を這うかのごとくして埋もれる生命の発露である、ニーチェの箴言である。その、豊穣な静脈を伝い、愛は芳江の脆弱な耳にその媒体として、夢を伝えたのである。そして、芳江は慇懃な蓋世を衒いまた、現を求め日々をすごすのだ。あの、母とともに。
プロの視点さん
15くらい 探偵 まだまだ、育ち盛りの芳江は日に日に老いていく母を見るにつれ、たえられないほどの羞恥心を感じている。憎しみはまださほど現実に根ざしてはいるが、心のまったきは狂おしいほどの炎熱を纏い、体からほとばしるほどである。けだし、泣き顔は見たくないと謂われたときから、あの、麗しい姫を想う懇ろなき青春は終わったのである。愛は底辺を這うかのごとくして埋もれる生命の発露である、ニーチェの箴言である。その、豊穣な静脈を伝い、愛は芳江の脆弱な耳にその媒体として、夢を伝えたのである。そして、芳江は慇懃な蓋世を衒いまた、現を求め日々をすごすのだ。あの、母とともに…(つづく)
つづきさん
15くらい 探偵 「憑くよ!!憑くよ!!憑くよ!!」また母だ,芳江は地を這う、怨声を聞き、ため息を飲んだ。さほど、傷は深くないと自らを延々と支え、そして、人間の本姓に飲み込まれそうな自分をきつく縄縛し、常世の軽薄さを呪った。最芸を求め、営繕をうる。その言葉の意味も今ははかなく木の葉に消えた。
愛の木漏れ日さん
15くらい 探偵 ジリジリと、太陽は芳江を押しつぶす。訥訥と姿を見せず、しかし確実に芳江は心臓の軋む凄惨を覚えた。また、あの声だ。「母さんだよ、ほら、母さんだよ、今が欲しい。今が欲しい。」狂言を現出する。しかし、芳江には母の言葉の意味が分かっていた。その理解はまた、芳江を苦しめ、現実を邪に悟らせる。そして、愛の意味を…。ふと気づくと、芳江の目に潤む放出を映した。湖水の淵源は生命をつかさどる小宇宙か、突然の培養に心は震えた。「世界よ、生命よ、永遠なる害王よ、盤珪を請え!!」張り裂ける声、生命を擡げ彷徨う湾禰の声。太陽は、雲に隠れていった。それは、まるで木々の生い茂りを助け見つめる瞳を隠遁する様に・・・
最終章さん
15くらい たんてえ ポトン…、ポトン…、落ちる、落ちていった。冥府を彷徨い落ちていく。永遠に明かりは見えないかのように…。しかし、日があける兆しに似た、かがりが燃えている。空に、胸に。そして、情熱に。サルトルはいった。「生命の影は、猩猩の惨害に輝く。」と。今は、それを神事のように呟き、唱え、明日を支えるために瞑想するのみであった。「芳江、芳江っ、神秘的な、神秘的な夢、心配、心配。目を閉じるな、まっすぐだ」母の声とともに、芳江は世界の転換を想い、また露になる手前で押し黙った。この家を出よう、脅迫に似た晩逆を進めるのみであった。明日を夢見て

以上、5 人がプロファイリング捜査に参加してくれた。

そして事件は解決した

 犯人は観念し、自ら出頭した。以下は供述をもとにした捜査資料からの抜粋である。

名前:アナト

性別: 年齢:19 出身地:京都 現在の居住地:同上 職業:大学生

自分自身についての犯人の供述:

彼女欲しい!募集中!


 事件が解決してみるとなんとなくもの哀しさのようなものを感じないでもない。

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