これが犯人が残した絵と文章(題名:「僕の私の想い出」)だ!

子どもの頃、転んで頭を強打。笑ってこらえようとしたが、あまりにも痛かったので「泣き笑い」になった。必至でこらえようとしていたのに、父親は「泣くか笑うかどっちかにしろ！」と激怒。結局、涙を拭いて笑った。

現在までの捜査協力プロファイラーによる推理は次のようになっている：

プロファイラー名犯人の性別犯人の年齢犯人の職業以上の推理の理由および他に読みとれること
ポテ夫さん
 女 21くらい 大学生 冗談を言い合う仲のいい親子の関係なのか、問答無用の厳しい父親なのか、この文面のみからでは判断しにくいがおそらく後者ではないかと推測した。絵の線の感じと白黒を基本とした淡泊な色使いから、自分を過小評価も過大評価もしない落ちついた性格がうかがわれる。厳しい父親の強いプレッシャーの下にも関わらず伸び伸びと育ってきた彼女だが、幼少期に繰り返した「泣き笑い」のような葛藤の積み重ねが少しずつ心に影を落とすようになり、今回の犯行に至ったのだろう。痛ましいことである。
畠山遼平さん
 女 30くらい OL 老け顔で、いたみをこらえる根性がなかったようだ。今ならもう手後れかもしれない、 しかし、我々は最善を尽くしたい。
Tellurさん
E-mail		 男 17くらい 高校生 こういう事件が強く印象に残っているのだから、人生の経験はさほど多くないのでしょう。
かなやすさん
E-mail		 女 32くらい 主婦 めちゃくちゃ痛いのに、笑ってこらえようとするなんてなんてイイヤツなんだ。そんなイイヤツを激怒するなんて厳しい父親だな。そこで涙をふいて笑うなんて。。プロファイルなんていいから、女性なら結婚してくれ！！
NEW BENさん
 男 22くらい 公務員 男女の特定、年齢の特定、職業の傾向性すべて判断が難しい。絵の中身は女の子に見えるが、絵質は男性のもの。文章がしっかりしている事から、年齢はさほど若くはないようだが、父親への不満感が残っているので若さもある。性格的に自分をあまり表に出さずかといって演技でカバーすることも無いので、物静かな常識人として見られているだろう。
以上、5 人がプロファイリング捜査に参加してくれた。

そして事件は解決した

　犯人は観念し、自ら出頭した。以下は供述をもとにした捜査資料からの抜粋である。

名前：ゆみわだ

性別：女 年齢：28 職業：大学院生

自分自身についての犯人の供述：

色を塗ろうといろいろいじっていたら、なんかの拍子に送信されてしまった。昔は、ブタ鼻、一重まぶたの我慢強い子どもだった。今は鼻スジが大分通り、二重になり、我慢するのがつらい。院生生活７年目で経済的にも精神的にも厳しい毎日です。

事件が解決してみるとなんとなくもの哀しさのようなものを感じないでもない。
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