Case236

これが犯人が残した絵と文章(題名:「僕の私の想い出」)だ!

小学生の頃、夏は祖母の家のそばの琵琶湖で過ごすのが恒例だった。４年生だったあの夏も。雨上がりのあの日、遊んで泳いでいたいとこの足を引いたのは私だった。なのに、彼はかっぱがでたと大騒ぎをした。そしてその夜、私の前にも現われた・・・。

現在までの捜査協力プロファイラーによる推理は次のようになっている：

プロファイラー名	犯人の性別	犯人の年齢	犯人の職業	以上の推理の理由および他に読みとれること
waさん	男	２１くらい	建設業	かっぱみたいなものは、カビたムックじゃないか。頭のおさらは、プロペラにカビがくっついた。
ごんさん	女	8くらい	庄屋の息子	そのとき田子作どんがいないところから見ると庄屋さんが水浴びをしようとして池にいたのだと思われる。あと、これは友達の仕返しであって着ぐるみを着ているのだと思われるところだが…チャックにYKKとかかれている。この謎の言葉が事件の鍵を握っていそうだ。
NEW BENさん	男	22くらい	学生	非常に不思議な事なのだが、正方形のキャンバスに一つのものを描くと、なぜか、わずかに左に寄ってしまう。なぜなんだろう？あ、関係ないですね。現在は、京都あたりにすんでいるものと思われる。
仁和さん	男	９くらい	学生	おそらく、彼のいとこは、彼のことをかっぱだと思ったのだろう。（・・・多分）それは河童ではない・・・と思いたい。
火焔さん E-mail	男	19くらい	浪人生	かっぱがどーのこーのと言うよりも「他人の足をひっぱる」というトラウマが彼を苦しめている。

以上、5 人がプロファイリング捜査に参加してくれた。

　犯人は観念し、自ら出頭した。以下は供述をもとにした捜査資料からの抜粋である。

名前：とし

性別：女年齢：25 出身地：大阪現在の居住地：神奈川 職業：学生ママ

自分自身についての犯人の供述：

３歳の息子を抱えて勉学にいそしむ真面目なステューデントマザーです。研究テーマは宇宙のゴミです。家には大きな粗大ゴミが・・・。

事件が解決してみるとなんとなくもの哀しさのようなものを感じないでもない。