時に、とてつもなく大きい自己嫌悪に襲われる事がある。また、人の不正がゆるせない。 |
現在までの捜査協力プロファイラーによる推理は次のようになっている:
プロファイラー名 | 犯人の性別 | 犯人の年齢 | 犯人の職業 | 以上の推理の理由および他に読みとれること |
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もりもんさん |
男 | 20くらい | 学生 | 宙に浮かんでいる目は、もちろん、自分を見つめる他人の目を意味している。また、下部にみえる十字のようなものは、自分を律してきたドグマとしての十字架(=キリスト教)を意味するのであろう。犯人は、自分自身が規範としてきたものとリアルな自分との対立に戸惑いを隠せないでいる。いやー青年らしくていいねー。 |
NEW BENさん |
男 | 18くらい | 学生 | 現在分岐点にきている。外面的規範道徳は、年を取るにつれ、逃げを打つ手だてとなる。 若者として、活き活きとしたいのならば、既存の道徳規範に一度疑問を投じて見るべきだろう。 そこには偏狭な考え方が潜んでいる場合も少なからずある。 親から脱皮するかどうかの瀬戸際に立たされているわけである。目は他人の目(いわゆる神様とか親とか) であるのだが、その束縛は、何よりも自分自身で行っているのである。一見おとなしそうな青年に見えるだろう。 周りの人間の悪徳に見える行為は、許せないものといっても、「自分はしないのに、なぜ あいつはしてもいいのだろう」という本然的欲求(権利の欲求)からきている。 だから「他人がしているのだから、自分もしてもいいだろう」という同化欲求により行動した時に、 自責の念にかられる。「これこれ、こうなるから、他人がどうしようが自分はこうする。」 という自立と脱皮の第一歩に目覚めねばなるまい。 例を挙げれば、「輸血をしてはいけないというルールがあるが、大切な命だから救ってあげよう」というのが、生命尊厳のルールだ。 |
ミドリさん |
男 | 18くらい | 高校生 | ここでいう「自己嫌悪」と「人の不正」とは他者と自分との価値観の差が非常に大きいと推測できる。他者に染まれば時として人の汚れや背徳が垣間見える。一方、今まで自己を規定していた、モラルも世間の汚れには通用しなくなる。青年期は認めたくなくとも認めざるを得ない社会の不合理を理解して自分もその鋳型にはめ込まれる一過程と考えれば、少しは自己嫌悪も和らぐのでしょうか?? 当然この犯人は自己を再形成して、社会参加していくのでしょうが・・ |
諸刃さん |
男 | 25くらい | 有職者 | 目からの赤い点線は他人からの自分に対する評価と、自分の視点から自身(塗りつぶしてある部分)を見つめているものではないでしょうか。 そして、十字架は自己否定心(これは文章からも推測する事も可能かと思いますが。)を表すと考えました。 犯人は他者に対する不正を許せないと同時に、自分に対してもそういうところ、相対する感情が絵となって現れたのではないでしょうか。 |
彩さん |
女 | 72くらい | DJ | うえのヤツはターンテーブルです。 テクノな曲をまわして、観客を別世界へイザナウ。 そう、彼はテクノDJ。 しかも田中フミヤの大ファンだ。 |
名前:加藤裕夫
性別:男 年齢:17 出身地: 現在の居住地: 職業:学生
自分自身についての犯人の供述:
自分は、高校二年生です。今まで、田舎で過ごしてきたので少し世間知らずのところがあります。成績は、中学の時と比べて悪くなりました。クラスでは、明るい方だといわれています。三人兄弟の末っ子で、父は、厳しい人です。が、自分は、おばあちゃん子として育ちました。