それは突然おこった。天ぷらを揚げている時だった。最初はたいした事はないと思ったが、それはだんだんひどくなっていった。妻はこんにゃくをゆでて、わたしのそれにのせた。けれど、それは逆効果だった。アロマテラピーもした。けれど効き目はゼロだ。そして私は痴呆老人と一緒にしばらく暮らすことになった。 |
現在までの捜査協力プロファイラーによる推理は次のようになっている:
プロファイラー名 | 犯人の性別 | 犯人の年齢 | 犯人の職業 | 以上の推理の理由および他に読みとれること |
---|---|---|---|---|
nさん |
男 | 七三くらい | 平凡な人 | 七三だから30超えてる(適当な偏見) |
黒須 剣さん |
男 | メガネくらい | 課長 | 家庭内暴力に悩む、気の小さいリーマン。妻は100kgを越える巨漢で常に何かを食っている。時には、台所を徘徊しているゴキブリさえ口にする。すなわち、その妻は魔界からの使者である。 |
ピニャータ☆さん |
男 | 32くらい | デパート勤務 | 察するに、料理中の妻にちょっかいを出そうとして「アレ」に紅花油が降り注いだのであろう。結婚してそう月日が経っていないと思われる。可哀想だが共感は出来ない。なんせ私は未婚だからである。 |
負け犬 シロさん |
男 | 32くらい | 郵政省職員 | おやじくさいのかわざとなのか今一つつかめない。仕事か家庭かその他もろもろに苛まれて、はけ口をここに求めている。か、何らかの事情でおやじリーマンに見られたくて一所懸命文章を書いている女。 |
アクセク・ズロースさん |
女 | 41くらい | 真面目なをぢさん | 初めて見たときから気になっていた絵です。わざとなのか本物なのか全くわからぬこのおやぢくささ。ちょっと好き。 |
性別:男 年齢:42 出身地:九州 現在の居住地:関東 職業:営業マン
自分自身についての犯人の供述:
私は結婚後、1年目で盲腸になりました。妻は民間療法だと言って、ゆでたこんにゃくを患部に当て、それがもとで私の盲腸はひどくなり私は苦しんだ。妻はアロマテラピーなどと言って匂いもかがせた。本当に良い妻だと思った。そして手術後、ベットは空いていないため、私は痴呆老人の専門病棟に1週間入院したのであった。