並木の道・嶽温泉から百沢温泉

悪天候で岩木山に登れない日、しかも、麓では雨が降っていない日、嶽温泉から百沢温泉まで約２時間（６キロ程）の散策路がある。

（大町桂月の石碑）

車道に沿って出来ているが、楽しい散策路である。
難をいえば、一番狭い百沢温泉／あすなろ荘の間、１．５キロが車道を歩く ことを余儀なくさせられる点か・・・。

どちらから歩いても良いが、嶽温泉から歩けば全行程が下りになる。
歩き始めると、左側に岩木山、右側は西目屋村から白神山地に続く山また山である。
大町桂月の石碑と、岩木山を模した並木の道の由来の石碑は嶽温泉からすぐ近くに建っている。

（並木の道の由来）

道々、多くの桜の木が弘前を含めた付近の住民の手で植えられていた。
風が強いらしく、育ちが悪かったが、何十年か後にはきっと立派な桜並木の道が誕生するに違いない。

この道の散策は、季節によって楽しみ方が異なる。
秋なら紅葉だが、春から夏にかけては草花。

ひろさんの撮った写真は、「トリアシショウマ」と「オカトラノオ」。
山野草の知識があり、一寸した小径に分け入る勇気とゆとりがあれば、もっと多くの収穫が有るに違いない。

（トリアシショウマ）		（オカトラノオ）

バスの時間を知っていれば、途中のバス停で待っていて、全部歩かなくて済むという離れ業ももちろん可能である。

いわき荘の周辺なら、リンゴ畑を気ままに歩くという手と、岩木山神社を参拝するという別の散策路もあり、百沢温泉は退屈しない。