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青荷温泉
青荷温泉はランプの宿として有名だ。
黒石市の郊外。浅瀬石川ダム湖畔から約6キロ山奥に入る。
何回か、秋の奥入瀬散策をした後、子の口から季節運転の
路線バスで弘前に出る途中、「青荷温泉入り口」の停留所が気
になっていた。
温泉に浸かる気になったのは、99年の5月の連休の頃、「週刊朝日」
の連載で、俵万智の「ちいさい旅 みーつけた」
で彼女が露天風呂に入っている
写真を見たからで、温泉に電話したら黒石からの送迎バスが
運行されているとのこと。
本当に電気が来ていない。電話線だけが道路に沿って
走っている。
(青荷温泉本館)
宿は渓流沿いで、木造2階建て。
山の湯にふさわしい佇まいだ。
離れや露天風呂は吊り橋を渡った対岸にある。
藁葺きの2棟と2階屋。 それぞれ4室ほどの客間がある。
(青荷温泉の離れ)
風呂は、本館の風呂の他に、川の対岸に2つある。
屋内風呂と露天風呂。
露天風呂は半分は屋根が葺いてあり、片側よしず張りで、離れの客室
から目隠しされている。
女性の入浴時間が決まっており、その時間以外は混浴。
(青荷温泉の露天風呂1)
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(青荷温泉の露天風呂2)
食事は山の幸づくし。
冷蔵庫はないが、マスや岩魚は生け簀に生かしたままですぐ
さしみにする。
渓流は岩魚の宝庫。
ひろさんは、到着後、夕食までの45分で3匹をあげ、翌朝も
朝食までの2時間で5匹の岩魚を釣った。
(青荷川の岩魚1)
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(青荷川の岩魚2)
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カワムシをとっている時間を差し引くと、実質の
釣りの時間は半分位か。もちろんすべてリリース。
時代がかったランプの生活は、思ったより快適。
暗いので、食事もなにを食べているかよくわからないが、
隣の人との話が弾む。
テレビもパソコンもないが、満天の星の下で風呂に入る。
せせらぎの音もしばらくすると気にならなくなる。
従業員のTさんは書道を始めて3年ほどという。
宿のそこここに、いろいろな掲示が津軽弁で書かれてある。
(Tさん)
文句も書体も気になったのだが、ひろさんの泊まった夜、
泊まり会わせたさる書道の大家が、Tさんの字の批評会
を催した。
それを聞いて気になった理由を納得した。
批評会の写真がこれ。
東北地方には、けた外れの宿がまだまだある。
<若干の情報>
青荷温泉
青森県黒石市大字沖浦字青荷沢滝ノ上1の7
0172-54-8588
青荷温泉へのアクセス。
黒石から車で約40分。
夏期は送迎バスがある。
冬季は県道までの6キロをスノーモービルで出迎えるという。
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