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全国の旅・山形

赤湯温泉と小野川温泉

第1日目 東京→上山温泉→赤湯温泉
第2日目 赤湯温泉→小野川温泉→米沢→東京

第1日目

上山温泉

(宮内熊野大社)
宮内熊野大社 2005年6月、サクランボの時期の山形温泉巡りが3回目になった。

今回は、赤湯温泉(置賜地方)を中心に、昨年上山温泉で入り損なった2軒の共同浴場を訪ね、赤湯に戻って熊野大社やバラ園を見物し、翌日は米沢から小野川温泉に足をのばす計画。

サクランボも遅まきながらシーズンインしたし、梅雨の雨も心配なさそうだ。

山形新幹線は福島を抜けると急に山岳地帯に入る。
峠を越えるまでかなりの急坂と急カーブ。
周辺の景色が美しい路線だ。

上山温泉には7カ所の共同浴場がある。いずれも公衆浴場で、料金は80円。
昨年の6月末にこのうち5軒を訪問した。



かみのやま温泉駅に着くとすぐ、荷物をコインロッカーに預けて、タクシーで葉山共同浴場へ。 葉山地区は上山城をとりまく上山温泉郷からやや離れているが歴史は古い。

葉山共同浴場は、小高い丘の中腹にあり、「上山老人福祉センター」の中にある。 浴場は見晴らしが良く、熱い湯のうめ方など、フロントの女性が世話を焼いてくれ、湯上がりに麦茶をごちそうしてくれた。

葉山共同浴場を出て、足湯の傍らを下るとバスセンターで、上山駅経由のバスは全て市街地の中を通る。
中湯は「上山城口」で下車するとすぐで、前回前まで行って入り損なったお湯。
今回は体力をつけており、また、中がすいていて自由にお湯に浸かることが出来た。

上山温泉共同浴場写真集(葉山と中湯)

(クリックすると拡大します)
葉山共同浴場 葉山共同浴場 葉山共同浴場浴槽
中湯共同浴場 中湯共同浴場 中湯共同浴場浴槽


中湯を出て、歩いてかみのやま温泉駅へ。
かみのやま温泉駅から在来線に乗って、朝通過してきた赤湯駅に戻った。

赤湯駅には地元産品、特にサクランボや、野菜などを売るコーナーが設けられていた。 ワイナリーも数軒有るとのこと。

赤湯駅前には食堂などが無いので、タクシーで旅館へ行った。
車中、運転手さんに相談すると、宮内のバラ園の近くにそばや等があり、熊野大社も近くという。で、旅館では荷物を置くだけにして、タクシーで宮内へ。

宮内・熊野大社

およそ15分で、大鳥居のある熊野大社参道についた。
角にそば屋があり、簡単な昼食。

長い立派な参道の突き当たり左にこんもりとした森。急な石段を上ると茅葺き拝殿。
その桁違いの規模の大きさに圧倒された。

(熊野大社参道)
 
(熊野大社石段)
 
(茅葺きの拝殿)
熊野大社参道
 
熊野大社石段
 
茅葺きの拝殿

面白かったのは洪鐘が残されていたこと。熊野大社の社殿復活を願った安部右馬助らによって寄進された大梵鐘で、寛永三年(1626年)の銘が残り、第二次大戦中の金属の供出命令も免れた逸品で、明治以前の神仏集合の証でもある。

(熊野大社扁額)
 
(熊野大社神楽殿)
 
(江戸時代の洪鐘)
熊野大社扁額
 
熊野大社神楽殿
 
江戸時代の洪鐘

熊野大社の石段を下りると、反対側の岡が双松公園で、斜面を利用して「バラ園」がある。

バラはすでに盛りを過ぎていたが、人出も多くにぎわっていた。

(双松・バラ園)
 
(双松・バラ園2)
 
(双松・バラ園3)
双松・バラ園
 
双松・バラ園
 
双松・バラ園

(双松・バラ園4)
 
(双松・バラ園5)
 
(双松・バラ園6)
双松・バラ園
 
双松・バラ園
 
双松・バラ園


(サクランボ)
サクランボ 宮内まで案内してくれたタクシーを呼んで、赤湯に戻った。

途中、今は盛りのサクランボ狩りをしようと思ったが、写真を撮るにとどまった。
サクランボ畑は高い屋根のついた温室も多く、野天の場合もネットに覆われていた。

サクランボ狩りをしなかったのは、ひろさんの「貧乏性」による。

運転手さんの問わず語りで、彼は定年退職後にタクシーの運転手になり、小遣い稼ぎをしているが、実は南陽市内に田舎家を5百万円で買い取り、田舎暮らしにあこがれている都会人に賃貸しているということが判明。
その家は200坪の庭付きで、蔵が2棟ついているとのこと。
「ここは、不動産が安いので、引っ越してきませんか?」
なにしろ、缶ジュースより安い共同浴場が5軒も有るんですよ。
赤湯では、共同浴場巡りをするので、大湯のそばに行ってもらってタクシーを降りた。

酒井ワイナリー

(酒井ワイナリー1)
 
(酒井ワイナリー2)
 
(酒井ワイナリー3)
酒井ワイナリー1
 
酒井ワイナリー2
 
酒井ワイナリー3


大湯の手前で、酒井ワイナリーの売店があり、赤湯の駅で赤湯産のワインの説明をしていた女性を見かけたので、冷えたワインを何種類か試飲させてもらった。
酒井ワイナリーの葡萄は、上山温泉へ行く途中の自家葡萄畑で採るのだという。

酒井ワイナリーへのリンク

赤湯

赤湯の共同浴場巡りは大湯、丹波湯、烏帽子の湯、とわの湯、あずま湯という順序で入浴したが、ここに掲載する写真は共同浴場を管理する「南陽市赤湯財産区」の資料の順序に従った。
南陽市のホームページの中で、共同浴場は「公衆浴場」として掲載されているが、キャッチフレーズは「缶ジュースより安い!」という気の利いたもの。

赤湯温泉共同浴場写真集

(クリックすると拡大します)
とわの湯 とわの湯 とわの湯浴槽
丹波湯 丹波湯 丹波湯浴槽
大湯 大湯 大湯浴槽
あずま湯 あずま湯 あずま湯浴槽
烏帽子の湯 烏帽子の湯 烏帽子の湯浴槽


竹屋

2時間半かかって、共同浴場巡りを終え、今日予約した竹屋旅館に戻った。
時間が遅くなっていたが、夕食はまだだった。

第2日目

赤湯の朝市と烏帽子山八幡宮

翌朝、早起きして朝市に行った。
およそ、30店ほどが出ていた。
野菜、果物、漬け物、お菓子、花などの店が多かった。

(朝市1)
 
(朝市2)
 
(朝市3)
朝市1
 
朝市2
 
朝市3


朝市で買い物をした後、烏帽子山八幡宮の石段を上った。
日本一といわれる「石の大鳥居」のそばのしだれ桜が見事だった。
八幡宮は火災にあい、再建中だった。そばに、「烏帽子石」という巨岩があり、約470年前の磨崖板碑とのこと。
なるほど、歴史の古い土地柄だ。

(大鳥居)
 
(本殿再建中)
 
(磨崖板碑)
大鳥居
 
本殿
 
磨崖板碑

八幡宮の後は曹洞宗東正寺。
ここも、赤湯温泉の裏山の一角で、下ると丁度共同浴場「大湯」の前に出る。 こけむした山門が印象的だった。

(若松観音堂)
 
(東正寺山門)
 
(東正寺本堂)
若松観音堂
 
東正寺山門
 
東正寺本堂


小野川温泉

(小野川温泉)
小野川温泉 竹屋に戻り、朝食を済ませ、タクシーで赤湯温泉駅へ。
ここで家人と別れ、家人は帰京、ひろさんは米沢で途中下車して小野川温泉へ。

小野川温泉は米沢からバスでおよそ30分のところにあり、米沢の奥座敷といわれる。
しっとりした温泉街で、端から端まで歩いても10分とかからない。

共同浴場は3ヶ所で、町の中心部に2ヶ所、付近を流れる大樽川畔に無料露天風呂。

共同浴場の尼湯と滝の湯にはどちらも「温泉枡」が設けられ、温泉玉子(ラジウム玉子)を勝手に造ることが出来るようになっていた。

(街並み)
 
(薬師堂)
 
(尼湯温泉枡)
街並み
 
薬師堂
 
尼湯温泉枡


小野川温泉の共同浴場は温泉場のほぼ中央にある。
尼湯は立派な建物で浴槽もお金がかかっているが、滝の湯は鄙びた建物で、浴槽も若干古い感じがする。どちらも捨てがたい味。
このほかに、近年、無料の露天風呂が開かれた。
「小町の湯」と呼ばれ、温泉街から近い大樽川の橋を渡ったところ。
ほたる公園がある場所の一角である。
無料露天風呂を企画し、設備を整え、日々運営している人たちに敬意を表します。

小野川温泉共同浴場写真集

(クリックすると拡大します)
尼湯 尼湯 尼湯浴槽
滝の湯 滝の湯 滝の湯浴槽
小町の湯
無料露天風呂
小町の湯 小町の湯浴槽

米沢に戻るバスには間があったので、そば屋で昼食を摂った。

バスで米沢に戻った。
途中、「松ヶ崎」で下車して、上杉神社や松岬神社、上杉城史苑を見物し、さがえ焼きを買ったりしてからタクシーで米沢駅に着いた。

山形新幹線の中ではぐっすり眠ってしまった。


(若干の情報)
場所電話
上山市の共同浴場のページ
023-672-1111
熊野大社
0238-47-7777
酒井ワイナリー
0238-43-2043
小野川源泉協同組合のページ
0238-32-2740



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