関温泉・旅館登美屋 |
関温泉・旅館登美屋 大人:500円 時間:電話で確認のこと 定休日:無休 入浴日:2010年10月9日 電話:0255-82-2319 |
旅館登美屋は関温泉街の入り口に近い場所にある。 関温泉街といっても十軒をやや越えた数の旅館が県道39号線の両側に並んだひなびた温泉地である。 日帰り温泉を頼むと、帳場にご主人が現れ、場所を案内してくれる。 廊下の突き当たりの左奥が浴室で、女湯の先に男湯がある。 清潔な脱衣場で衣服を脱ぎ、浴槽が一つだけの内湯に入る。 内部は左側に洗い場があり、右側に10人ほど入れる浴槽がある。 お湯は透明だが、浴槽の底に鉄分の残渣物が沈んでおり動くとお湯の中に舞い上がる。だから赤いお湯のお風呂のように目に映る。 内湯とはいえ、坂の途中にある場所柄か、二階分の高さにあるため、大きなガラス窓から見る景色は極めてよろしい。 お湯は含鉄食塩泉(ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉)で、やや鉄分臭がし、なめると鉄分の味が口に広がる。 昔、学生だった頃(だから50年以上も前のこと)、何度か関温泉のスキー場に来たことがあり、赤茶けたお湯という記憶だけが残っていたが、今入ってみると、身体になじむ良いお湯で、スキーに通ったことが偲ばれて感傷的になった。 | |