下田・昭和湯 |
下田・昭和湯 大人: 340円 AM 9:00-PM 8:30(受付) 定休日:毎月10日、25日 入浴日:2005年2月11日 入浴日:2008年2月24日(再訪) |
(外観) |
下田市は、2004年に開国、開港150周年を祝った。 唐人お吉の墓とか、開港交渉をした寺院、開国記念碑などの遺跡が多く残され、散策場所にはことかかない。 下田には温泉が出ないが、下田市内の蓮台寺温泉は湯量が豊富で、かなり早い時期に蓮台寺温泉から引き湯をし、下田温泉と名乗っている。 共同浴場(温泉銭湯)も往時は6〜7軒あったそうだが、現在は昭和湯を残すのみでいささかさびしい。 昭和湯の場所は駅から徒歩10分程度の、住宅街の中で、下田公園に近い。 昭和湯の外観はなまこ壁を除けば典型的な銭湯風で、入ると昔懐かしい(今では居酒屋チェーンでしか見かけない)下足入れがあり、木札をとって中にはいると広い脱衣場。 浴室、浴槽も広く、浴槽は周囲にステップがあり、中央はかなり深め(これも昔懐かしい仕様)で、張り紙に「泳いではいけません!」などとある。 お湯は蓮台寺温泉が源泉で、なめらかで、柔らかいお湯。 浴槽が深めなので、湯量が多くよく温まる。 冬場は、お湯をさましたくないとのことで、発砲スチロールで蓋をしてあり、入浴者は蓋を外して入る。 番台で話を伺うと、昔は家庭風呂が無く、また船員が多かったので、6〜7軒あった浴場はかなり流行ったとのこと。 今は、福祉会館に無料の町営浴場が出来、年輩者がごっそりさらわれたとか。 官が民を圧迫し、古く懐かしい風情が消えてゆく。 |
(浴槽) |
|
(下足入れ) |