毒沢温泉・沢乃湯 |
毒沢温泉・沢乃湯 大人:500円 時間:現地に確認のこと 定休日:無休 入浴日:2009年9月19日 |
毒沢温泉は下諏訪温泉郊外にある。 上田から和田峠を越え下諏訪に抜ける中山道(国道142号線)が下諏訪町の市街地にさしかかる寸前に看板を右折する。(下諏訪からは和田峠に向かう国道が郊外の山道にさしかかってすぐ看板を左折。) 旅館が三軒あり下から宮乃湯、沢乃湯、神乃湯の順である。 この日、三軒の日帰り温泉に入るべく、下諏訪駅からタクシ−を走らせたが神乃湯は午後3時から受け付け開始の張り紙があったのであきらめて沢乃湯に下った。 沢乃湯は道路に面しているが一見農家風の入り口で、国民宿舎のペナントと「沢乃湯ジェル」というアトピーに効くという保湿クリームの広告ビラで旅館とわかる。 だが、案内を請うても誰も現れず、途方に暮れていると、クロネコヤマトの配達人が現れ荷物を持ち込みケータイでダイヤルしてくれた。 だがこれにも誰も応答がない。 ヤマトの配達人はもう一度来るとのことで、温泉には入っても良いのではないか?とアドバイスしてくれた。(下に行くか畑にでも出ているか?とのこと) 家人ともども浴室の案内板通りに廊下を進み、勝手に脱衣しお湯に浸かる。 浴室は周囲がタイル張りで、浴槽はコンクリート造り。 床も浴槽もお湯の堆積物で茶色く染まっている。 お湯はぬるめで、茶色く濁り、透明度は10センチもない。 不思議な浴感だが肌にやさしく、ぬるめなので長く入っていることができる。 このお湯は、冷泉(分析表によれば2度)で、飲用はそのまま飲み、浴用は40度前後に加熱している。 冷泉は無色透明で、加熱すると茶色に変色する。 タオルはすぐに変色してしまい、冷水で洗っても落ちないほどのお湯の力がある。 冷泉を飲むとレモン水の味だが、飲み干した後の口の中は苦みが残り後口は良くない。 家人とひろさんがお湯から出た後も玄関や帳場に人の気配が無く、二人分の入浴料とメモを残して辞去した。 後日電話を入れたら、おやじさんの丁寧な対応があった。 アトピーに悩む人や、ほかの病気の人が湯治治療に来るには何となくほのぼのした宿だという印象を持った。
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