東鳴子温泉・阿部旅館 |
東鳴子温泉・阿部旅館 大人:300円 時間:指定なし、電話で確認のこと。 電話:0229-83-2053 定休日:無休 入浴日:2008年12月6日 |
東鳴子温泉・阿部旅館は鳴子を流れる江合川(荒雄川)の対岸に有り、東鳴子の上川原橋から徒歩数分、鳴子御殿湯駅からも徒歩10分足らずの場所にある。 静かな自炊宿とうたっているが、訪問した2008年12月には娘さんが戻り食事の提供可能ということだった。 浴槽は内湯が二つ。 男湯と女湯だが、案内してくれた若奥さんが、女湯も空いていれば入って差し支えないと言ってくれた。「貸切」の看板をドアに立てかけておけばよいとのこと。 また、男湯は男性的なお湯ですよとも言っていた。 男湯 脱衣場は小さくて簡素。 浴室はお湯の成分の鉄分で茶褐色になりかけていた。 浴槽はタイル張りで6〜7人が入れるほどの広さで、源泉がどばどばと流入していた。 茶褐色の濁り湯で入ると自分の足が見えなくなり、白と黒の湯の花が舞う。黒い湯花は手ですくって潰してみると手にべっとりとタール状の物がつく。 臭いは鉄分の臭いと油臭。 味は渋めの金気味。 分析表によると、源泉名は赤這温泉7号で、単純温泉(低張性弱酸性高温泉)とあり、湯温は44.2度とのこと。 浴槽では適温だった。 女湯 女湯は男性の先客がいたので入れてもらった。 確かに男湯に比べてマイルドなお湯で、湯の花は白い湯の花だけ。 金気臭も少なく他に硫黄臭が若干におう。 茶褐色の度合いも薄く、味も鉄分の味とやや塩味。 源泉の温度が高いのか加水して適温にする。 さっぱりとした温泉で長逗留の人はこちらがよいという気もする。 源泉名は赤這温泉3号で、含硫黄-ナトリウム・炭酸水素塩泉(低張中性高温泉)で旧名は重曹硫化水素泉とのこと。湯温は68.0度とのこと。 | |
帰りがけに奥さんが、「娘(若奥さん)が戻ってきたので食事も出せるようになりました」と親子3代で見送ってくれた。 阿部旅館の印象は、日帰り客もおろそかにせず、誠心誠意迎えてくれるという人の温かさとお湯のパワーの強さ。 川向こうといってもすぐそば(勘七湯から徒歩10分足らず)なので、是非お勧めしたい温泉(湯治宿)だと思った。 |