須川温泉・栗駒山荘 |
須川温泉・栗駒山荘 大人:600円 時間:a.m. 9:00 - p.m. 6:00 定休日:冬期間閉鎖(11月〜4月) 入浴日:2007年8月4日 |
須川温泉は秋田県と岩手県の県境にあり、栗駒山の中腹にわき出す温泉で、岩手県側は須川高原温泉と名乗っているが、源泉・泉質はほとんど同じ。
栗駒山荘の須川温泉(源泉名:仙人温泉)は岩手県側から引湯された酸性白濁の湯である。 栗駒山荘は県と地元東成瀬村の出資による第3セクターの経営で、平成10年にリニューアルオープンした、低廉な価格と質の良いサービスが評判の宿で、予約が取りにくい。 栗駒山荘仙人の湯・展望大浴場は本館の売店や食堂・宿泊棟とは別棟になっており短い廊下を行く。 脱衣場は大きく、棚と籠が多い。 浴室に入ると、洗い場と浴槽部分は分かれており、洗い場にいる人の水のしぶきが浴槽に入っている人に掛かる心配はない。 浴槽は大きな窓ガラスに面していて横幅が広く、標高1100メートルだから展望はすこぶる良い。 浴槽と周辺の床は木製。 浴槽には中央から源泉が注がれている。 源泉の流量は少なくないが浴槽が大きいため浴槽内ではややぬるめになっており快適な気分になる。 もっとも源泉そのものも48度で、2〜300メートルの引湯のため、流入時には適温と言える。 お湯は舐めると酸っぱく、白濁して、白い粒子が底に沈む。わずかに硫化水素臭 肌が少しぴりぴりとする。 滑り止めのための床の木の凹凸はこれも極上で、こういった配慮の温泉はめったに見あたらない。 大きな窓の外側には、これも横幅の広い露天風呂。 露天風呂もぬるめで外気がひんやりとして気持ちがよい。 入浴した日は台風が日本海にあり天候が悪く見晴らしは良くなかったが、長い間入浴しながら読書三昧の人が居て好ましく思われた。 日帰り入浴客と宿泊客の時間帯が異なるが、多くの客が押し寄せても混んでいるという印象を与えないような配慮がいろいろなところで払われていた。 分析表によれば、酸性・含鉄(U)・硫黄−ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)(旧泉質名:酸性・含鉄(U)・食塩−芒硝硫化水素泉)とあった。 須川温泉 栗駒山荘のホームページ | |