では今回の作例から。そのためにわざわざ描くのもアレなので、ドミノフロッピーを使います。 モデリングはRhinoceros、レンダリングにShade、テクスチャの作成にイラストレータを使っています。 #練習のためにRhinocerosを使ったので、Shadeでモデリングしても全然問題ないです。
さてこのFDのテクスチャですが、なんと言っても一番のポイントは金属部分の文字列です。 テクスチャと言えばフォトショップやペインターを使われる方が多いと思いますが、文字の配置など、編集に関してはイラストレータが一番使いやすいと思います。(本当の製品のデータ作成も実際にイラストレータ使ってますし) 意外と身の回りには文字があふれているので、CGの中に文字を入れるのは効果的だと思います。
さて実際に作ってみます。まずShadeの画面で下準備をしましょう。 Rhinocerosからモデルを読み込んだところです。DXFで読んだのでデータがポリゴンネット化してますが、特に気にしないで下さいね。
金属部分の印刷は正面からテクスチャを張り付けるので、作業をしやすいように正面図だけを表示しました。その後金属部分だけを拡大表示します。 ここで画面をメモリに取り込みます。Windowsの方はAlt+Print Screenを押して下さい。Macの方は申し訳ないんですが、ご自分で調べて下さい。(ごめんなさい!) すぐにフォトショップを起動します。ファイル>新規で新しい画像を用意します。そして編集>ペーストをすると、先ほどアクティブだったウィンドウ(今の場合はShadeのウィンドウ)が出てきます。 #ちなみにこのページの画像も同じ方法で画面を取り込んで使っています。 切り抜きツールで金属部分を四角く切り抜きます。(四角形でない物も、Shadeのマッピングは四角形を基本にして張り付けるので四角く切り抜いておきます)これをBMP形式で保存しましょう。(Macの方はPICTとかかな?)
そしてイラストレータを起動し、ファイル>配置で先ほどのBMP(PICT)ファイルを開きます。で、それに合わせて上から文字を書いていきます。それから配置したBMPファイルを同じサイズの四角形を描き、上からかぶせておきます。四角形の色はそのままShadeに使うので、ここでは金属部分の色として白を使いました。 いや、最初はSONYだったんですが、いろいろとあって・・・(大汗) と、それはともかくイラストレータは綺麗に書けますね。(^^ で、これをShadeに使うのですが、そのままでは使えないのでフォトショップ経由で読ませることにします。ファイル>複製を保存でEPS形式で保存します。それをフォトショップで読み込んでからBMP形式で保存します。このとき解像度を上げておくとShadeで拡大しても綺麗に見られます。
さてShadeに戻ってきました。早速テクスチャを貼ってみましょう。 Shadeのテクスチャは、張り付ける基準の位置を画像の左下に設定してあります。これを正しく設定しないとイメージ通りにマッピングできません。そこで金属部分の左下の隅にポインタを移動し、Zキーを押しながら左クリックします。 そして金属部分をブラウザから選択した状態で表面材質>その他から、現在の座標値を使用をクリックします。これでテクスチャの基準値が設定されました。
表面材質ウィンドウのテクスチャーメニューからピクチャーを選び、先ほど作成した画像を読み込みます。マッピング方向をZ軸にして、サイズを調整します。スライダを動かして、サイズの目安になっている長方形が金属パーツとほぼ同じ大きさになるようにして下さい。
で、確認のためにレンダリングしてみます。スキャンラインでちゃっちゃと見てみましょう。 綺麗に貼れていますね。(^^ もし文字が90度回転していたり左右反転していた場合はShadeのチェックボックスで調整して直すことができます。
今回はかなり急ぎで書いてしまいました。荒っぽいところも多々ありますが、ご意見ご感想はメールか掲示板までお願いします。
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