TOP >> 中国古典 >> 老子 >> Copyright (C) 1997-2006 by Tomy.

老子(ろうし)

  1. 道可道、非常道

    道の道とすべきは、常の道にあらず

    これが“道”だと説明できるような“道”はほんものの“道”ではない。


  2. 聖人居無為之事、行不言之教

    聖人は無為の事に居(お)り、不言の教えを行なう

    “道”を体得した人物は、何もせず、何も言わないで、人々を教え導く。


  3. 不上賢、使民不争、不貴難得之貨、使民不為盗、不見可欲、使民不乱

    賢を上(たっと)ばざれば、民をして争わざらしむ、
    得難きの貨を貴(たっと)ばざれば、民をして盗を為さざらしむ、
    欲すべきを見(しめ)さざれば、民をして乱れざらしむ

    為政者が賢者を重視しなければ、人民は功名を競わなくなる。
    高価な財貨を珍重しなければ、盗みをはたらかなくなる。
    欲望を刺激しなくなれば、乱を起こすこともない。



  4. 和其光、同其塵

    その光を和(やわら)げ、その塵に同じうす

    自分の才能をぎらぎら光らせないようにし、世間の人々と同じように振る舞う。
    (和光同塵(わこうどうじん)の語源)



  5. 聖人退其身而身先、外其身而身存

    聖人はその身を退けて身先んじ、その身を外にして身存す

    聖人は、自分から先に立たないので、かえって人から立てられる。
    自分を度外視してかかるので、かえって人から重んじられる。



  6. 上善如水、水善利万物而不争、居衆人之所悪

    上善は水の如し、水は善(よ)く万物を利(り)して争わず、衆人の悪(にく)む所に居(お)

    理想的な生き方をしようと思うなら、水のあり方に学べ。
    水は万物に恩恵を与えながら、自分は人のいやがる低い所に流れていく。



  7. 功遂身退、天之道也

    功遂げ身退(しりぞ)くは、天の道なり

    功を遂げたら身を引くのが正しい生き方である。


  8. 生而弗有、長而弗宰也、是謂玄徳

    (しょう)じて有せず、長じて宰(さい)せず、これを玄徳と謂う

    生むけれども所有せず、育てるけれども支配しない、これを玄徳という。


  9. 有之以為利、無之以為用

    有の以って利をなすは、無の以って用をなせばなり

    「有」が「有」として成り立つのは、その裏に「無」の働きがあるからだ。


  10. 馳騁田猟使人心発狂、難得之貨使人之行妨

    馳騁田猟(ちていでんりょう)は人の心を発狂せしむ、得難きの貨は人の行ないを妨げしむ

    狩りの楽しみは、人の心を狂わせ、貴重な財宝は、人の行動を誤らせる。


  11. 愛以身為天下、如可以寄天下矣

    愛するに身を以って天下となせば、以って天下を寄すべきが如し

    まず自分の身を大切にする人物こそ、天下を託せる人物である。


  12. 善為道者、微妙玄達、深不可志

    善く道を為(おさ)むる者は、微妙玄達、深くして志(し)るべからず

    “道”を体得した人物は、底知れぬ味わいがあって、その深さを測り知ることができない。


  13. 太上、下知有之、其次親誉之、其次畏之、其下侮之

    太上(たいじょう)は下(しも)これあるを知る、その次は親しみてこれを誉(ほ)む、
    その次はこれを畏る、その下はこれを侮(あな)どる

    最も理想的な指導者は、部下から存在することさえ意識されない。
    部下から敬愛される指導者は、それよりも一段劣る。
    これよりさらに劣るのは、部下から恐れられる指導者。
    最低なのは、部下からバカにされる指導者だ。



  14. 大道廃、焉有仁義、智慧出、焉有大偽

    大道廃(すた)れて、焉(ここ)に仁義あり、智慧(ちえ)(い)でて、焉に大偽(たいぎ)あり

    大いなる“道”が見失われるようになると、やれ仁だ、やれ義だと、声高に叫ばれるようになる。
    こざかしい人間の知恵がのさばり出すと、大きな虚偽がはびこるようになる。



  15. 絶聖棄智、民利百倍、絶仁棄義、民復孝慈、絶巧棄利、盗賊無有

    聖を絶ち智を棄つれば、民利(みんり)百倍す、
    仁を絶ち義を棄つれば、民、孝慈(こうじ)に復す、
    巧を絶ち利を棄つれば、盗賊あることなし

    才智をひけらかさなければ、人民の生活は安定する。
    仁義をふりまわさなければ、人民は道徳意識をとりもどす。
    利益の追求に走らなければ、盗みをはたらく者はいなくなる。



  16. 絶学無憂

    学を絶てば憂いなし

    知識にとらわれなければ、悩みも生じない。


  17. 唯与呵、其相去幾何、美与悪、其相去何若

    (い)と呵(あ)と、その相去ること幾何(いくばく)ぞ、美と悪と、その相去ること何若(いかん)

    “ハイ”と“ウン”とに、どれほどの違いがあるというのか、善と悪とに、どれほどの違いがあるというのか。


  18. 孔徳之容、唯道是従

    孔徳の容(かたち)は、ただ道にこれ従う

    大きな徳を身につけたいと思うなら、“道”と一体化しなければならない。


  19. 曲則全、枉則正

    曲なれば則ち全(まった)し、枉(おう)なれば則ち正し

    曲がっているからこそ、生命を全うすることができる。屈しているからこそ、伸びることができる。


  20. 希言自然

    希言(きげん)は自然なり

    弁解も宣伝もしない、そういう寡黙さこそ自然のありようである。


  21. 跂者不立、自矜者不長

    (つまだ)つ者は立たず、自ら矜(ほこ)る者は長からず

    背伸びして爪先で立とうとすれば、かえって足元が定まらない。
    自分の功績を鼻にかければ、かえって足を引っ張られる。



  22. 善行者無轍迹、善言者無瑕適、善数者不用籌策

    善く行く者は轍迹(てつせき)なし、
    善く言う者は瑕適(かてき)なし、
    善く数うる者は籌策(ちゅうさく)を用いず

    行動するにしても動いた跡を残さない。
    発言するにしても乗ずるスキを与えない。
    計算するにしてもソロバンを必要としない。



  23. 将欲取天下而為之、吾見其不得已

    まさに天下を取らんと欲してこれを為すは、吾その得ざるを見るのみ

    天下を取ろうとして策を弄する者に天下の取れたためしはない。


  24. 善者果而已矣、毋以取強焉

    善くする者は果たして已(や)む、以って強を取ることなし

    真の戦(いくさ)上手は、目的を達したらさっさと矛を収め、むやみに強がることはしない。


  25. 兵者不祥之器也、物或悪之、故有道者弗居

    兵は不祥(ふしょう)の器(うつわ)なり、物或(あるい)はこれを悪(にく)む、故に有道の者は居(お)らず

    戦いは縁起のよくないものだ。だれもが忌み嫌う。だから“道”を体得した聖人は戦いを好まない。


  26. 譬道之在天下也、猶川谷之与江海也

    (たと)えば道の天下に在るは、なお川谷(せんこく)の江海(こうかい)を与(とも)にするがごとし

    “道”をもって天下を治めれば、すべての流れが海に注ぐように、おのずから万物を帰服させることができる。


  27. 知人者智也、自知者明也

    人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり

    人を知る者はせいぜい智者のレベルにすぎない。自分を知る者こそ明知の人である。


  28. 将欲翕之、必姑張之、将欲弱之、必姑強之、
    将欲去之、必姑与之、将欲奪之、必姑予之


    まさにこれを翕(ちぢ)めんと欲すれば、必ず姑(しばら)くこれを張る、
    まさにこれを弱めんと欲すれば、必ず姑くこれを強くす、
    まさにこれを去らんと欲すれば、必ず姑くこれに与(くみ)す、
    まさにこれを奪わんと欲すれば、必ず姑くこれに予(あた)

    縮めようとするなら、まず伸ばしてやる。弱めようとするなら、まず強くしてやる。
    追い出そうとするなら、まず味方に引き入れる。取ろうとするなら、まず与えてやる。



  29. 上士聞道、勤能行之、中士聞道、若存若亡、下士聞道、大笑之

    上士(じょうし)は道を聞いては、勤(つと)めて能くこれを行なう、
    中士は道を聞いては、存するが若(ごと)く亡(ぼう)するが若し、
    下士は道を聞いては、大いにこれを笑う


  30. 大方無隅、大器晩成、大音希声、大象無形

    大方(たいほう)は隅(ぐう)なし、大器は晩成す、
    大音(たいおん)は希声(きせい)なり、大象(たいしょう)は無形なり

    この上なく大きい四角は、角ばって見えない。この上なく大きい器は、完成するのもまた遅い。
    この上なく大きい音は、耳で聞き取ることができない。この上なく大きい形は目で見ることができない。



  31. 甚愛必大費、多蔵必厚亡

    甚だ愛すれば必ず大いに費(つい)え、多く蔵すれば必ず厚く亡(うしな)

    地位に執着しすぎれば、必ず生命をすり減らす。財産を蓄えすぎれば、必ずごっそり失ってしまう。


  32. 知足不辱、知止不殆

    足るを知れば辱(はずかし)められず、止(とどま)るを知れば殆うからず

    控えめにしていれば辱めを受けない。止まることを心得ていれば危険はない。


  33. 大巧如拙、大弁如訥

    大巧(たいこう)は拙なるが如く、大弁(たいべん)は訥(とつ)なるが如し

    一見、稚拙なように見えるものこそ技巧の極致であり、
    それと同じように、真の雄弁というのは訥弁と変わりがない。



  34. 清静可以為天下正

    清静(せいせい)にして以って天下の正(せい)たるべし

    清静に徹していれば、天下の規範となることができる。


  35. 聖人不行而知、不見而名、弗為而成

    聖人は行かずして知り、見ずして名(あきら)かに、為(な)さずして成る

    「道」を体得した聖人というのは、外に出なくても物事を理解し、
    目で見なくても物事を識別し、作為を弄さなくても成果をあげるのだ。



  36. 為学者日益、聞道者日損、損之又損、以至于無為、無為則無不為

    学を為(おさ)むる者は日に益(ま)し、道を聞く者は日に損す、
    これを損してまた損し、以(も)って無為に至る、無為なれば則ち為(な)さざるなし

    学問を修めるものは日ごと知識を増やしていくが、「道」を修めるものは日ごとに減らしていく。
    減らしに減らしていったその果てに、無為の境地に到達する。そこまで到達すれば、どんな事でもできないことはない。



  37. 聖人恒無心、以百姓之心為心

    聖人は恒(つね)に無心、百姓(ひゃくせい)の心を以って心となす

    「道」を体得した聖人というのは、いつも無心であって、民の心をそのまま我が心としているのだ。


  38. 含徳之厚者、比于赤子

    含徳(がんとく)の厚きは、赤子(あかし)に比す

    深い徳を秘めた人物は、赤ん坊のようなものだ。
    (無心であり、柔軟であり、活力があり、調和がとれており、言葉を発しない。)



  39. 知者弗言、言者弗知

    知る者は言わず、言う者は知らず

    「道」を体得している人物は知識をひけらかさない。
    知識をひけらかすような人物は、「道」を体得しているとはいえない。



  40. 天下多忌諱、而民弥貧、民多利器、而邦家滋昏、
    人多智慧、而奇物滋起、法物滋章、而盗賊多有


    天下に忌諱(きき)多くして、民いよいよ貧し、
    民に利器多くして、邦家ますます昏(くら)し、
    人に智慧多くして、奇物ますます起こる、
    法物ますます章(あき)らかにして、盗賊あること多し

    禁令が増えれば増えるほど人民は貧しくなり、技術が進めば進むほど社会は乱れていく。
    人間の知恵が増せば増すほど不幸な事件が絶えず、法令が整えば整うほど犯罪者が増えていく。



  41. 其政閔閔、其民屯屯、其政察察、其民欠欠

    その政閔閔(びんびん)たれば、その民は屯屯(とんとん)たり、
    その政察察(さつさつ)たれば、その民は欠欠(けつけつ)たり

    無為の政治を行えば、人民は何の気兼ねもなくのんびり暮らすことができる。
    苛酷な政治を行えば、人民は裏をかいてずるがしこく立ち回る。



  42. 禍、福之所倚、福、禍之所伏

    (か)は福の倚(よ)る所、福は禍の伏す所なり

    禍(わざわい)の中に福が含まれ、福の中に禍の芽が宿されている。


  43. 聖人方而不割、廉而不刺、直而不紲、光而不耀

    聖人は方(ほう)にして割(さ)かず、廉(れん)にして刺さず、
    直にして紲(の)びず、光りて耀(かがや)かず

    聖人は、方正であって、しかも人を裁断しない。清廉であって、しかも人を批判しない。
    まっすぐであって、しかも曲げて人に従う。明知であって、しかも人に誇らない。



  44. 治人事天、莫若嗇

    人を治め天に事(つか)うるは、嗇(しょく)に若(し)くはなし

    政治は控えめがよい。


  45. 治大国若烹小鮮

    大国を治むるは小鮮(しょうせん)を烹(に)るが若(ごと)

    国を治めるのは小魚を煮るようなものである。(できるだけ干渉を控えて、民間の活力にまかせるのが理想である。)


  46. 報怨以徳

    (うら)みに報いるに徳を以ってす

    受けた怨みに対して「徳」(善行)でもってお返しをする。


  47. 天下之難作于易、天下之大作于細

    天下の難(かた)きは易(やす)きより作(おこ)り、天下の大(だい)は細(さい)より作る

    いかなる困難も容易なことから生じ、いかなる大事も些細なことから始まる。


  48. 軽諾者必寡信

    軽諾(けいだく)は必ず信(しん)(すくな)

    安請け合いは信頼を無くす。


  49. 其安也、易持也、其未兆也、易謀也

    その安きは持(じ)し易(やす)く、そのいまだ兆(きざ)さざるは、謀(はか)り易し

    安定しているものは維持しやすく、こじれていない問題は解決しやすい。


  50. 慎終若始、則無敗事矣

    終りを慎むこと始めの若(ごと)くなれば、則(すなわ)ち敗事(はいじ)なし

    最終段階でも最初のときのように慎重に事を運べば、失敗することはない。


  51. 江海所以能為百谷王者、以其善下之也、是以能為百谷王

    江海(こうかい)の能(よ)く百谷(ひゃっこく)の王たる所以(ゆえん)は、
    その善(よ)くこれに下(くだ)るを以ってなり、ここを以って能く百谷の王となる

    大河や大海が河川の王者となっているのは、低いところに位置して、もろもろの流れを受け入れるからだ。


  52. 我恒有三宝、持而宝之、一曰、慈、二曰、倹、三曰、不敢為天下先

    我恒(つね)に三宝あり、持してこれを宝とす、
    一に曰く、慈、二に曰く、倹、三に曰く、敢(あ)えて天下の先たらず

    「道」には、大切に守っている宝が三つある。
    一、「慈」、人を慈しむこと。二、「倹」、物事を控えめにすること。三、人々の先頭に立たないこと。



  53. 善勝敵者弗与、善用人者為之下

    善く敵に勝つ者は与(あらそ)わず、善く人を用うる者はこれが下となる

    勝つことの名人は、力ずくの対決に走らない。人使いの名人は、相手の下手に出る。


  54. 吾不敢為主而為客、不敢進寸而退尺

    吾敢(あ)えて主とならずして客(かく)となる、敢えて寸を進まずして尺を退く

    こちらからは積極的に仕掛けないで、相手が仕掛けてくるのを待つ。進んで戦うよりも退いて守りを固める。


  55. 禍莫大于無敵、無敵近亡吾宝矣

    (わざわい)は敵を無(な)みするより大なるはなく、敵を無みするは吾が宝を亡(うしな)うに近し

    敵を軽視してしゃにむに攻撃を加えるほど愚かなことはない。そんな事をすれば、国を破滅させてしまうのがオチだ。


  56. 知不知、尚矣、不知知、病矣

    知りて知らずとするは、尚(しょう)なり、知らずして知れりとするは、病(へい)なり

    知っているのに知らない振りをする。これが最高のあり方だ。
    知りもしないのに知ったかぶりをする。これは重大な欠点だ。



  57. 勇于敢則殺、勇于不敢則活

    敢えてするに勇なれば則(すなわ)ち殺し、敢えてせざるに勇なれば則ち活く

    同じ勇気でも、前へ進む勇気は我が身を滅ぼし、後ろへ退く勇気は我が身を生かす。


  58. 天網恢恢、疎而不失

    天網恢恢(てんもうかいかい)、疎(そ)にして失わず

    天が悪人を捕らえるために張りめぐらした網は広く大きく、その網の目は粗いが取り逃がすことはない。


  59. 百姓之不治也、以其上之有以為也、是以不治

    百姓(ひゃくせい)の治まらざるや、その上(かみ)の以って為(な)すあるを以ってなり、
    ここを以って治まらず

    人民が統治に服さないのは、為政者が作為を弄するからだ。


  60. 堅強、死之徒也、柔弱、生之徒也

    堅強(けんきょう)は死の徒(と)なり、柔弱(にゅうじゃく)は生の徒なり

    堅強(堅いもの、強いもの)は死の仲間、柔弱(柔らかいもの、弱いもの)は生の仲間。
    (柔弱なものの方に、より、いきいきとした活力が宿されている。)



  61. 天之道、損有余而益不足

    天の道は、余りあるを損じて足らざるを益(ま)

    天の道というものは、余裕のある者からは減らし、足りない者には増やしてやるものだ。


  62. 天下莫柔弱于水、而攻堅強者莫之能先

    天下に水より柔弱なるはなし、而(しか)して堅強を攻むるはこれによく先んずるはなし

    この世の中で水ほど弱いものはない。そのくせ、強い者に打ち勝つこと、水に勝るものはない。


  63. 柔之勝剛也、弱之勝強也、天下莫弗知也、而莫之能行之

    柔の剛に勝ち、弱の強に勝つは、天下知らざるなきも、これを能く行なうなし

    柔は剛に勝ち、弱は強に勝つ。この道理を知らない者はないが、実行している者はいない。


  64. 和大怨、必有余怨、焉可以為善

    大怨(たいおん)を和すれば、必ず余怨(よえん)あり、焉(いずく)んぞ以って善となすべけんや

    大きな怨みを買えば、たとえ和解したとしても、必ずしこりが残る。人の怨みを買うのは賢明な処世ではない。


  65. 天道無親、恒与善人

    天道は親(しん)なし、恒(つね)に善人に与(くみ)

    天のやり方にはえこひいきはない。いつも善人に味方している。


  66. 信言不美、美言不信

    信言は美ならず、美言は信ならず

    真実味のある言葉は飾り気がない。飾り気のある言葉は真実味がない。


  67. 天之道、利而不害、人之道、為而弗争

    天の道は、利して害せず、人の道は、為(な)して争わず

    天の道は万物に恩恵を与えるだけで害を加えることはない。
    人の道は、与えられた責任を果たしながら人と争うことはしない。

TOP >> 中国古典 >> 老子 >> Copyright (C) 1997-2006 by Tomy.