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人生訓3

  1. 天下不如意、恒十居七八(晋書(しんじょ)

    天下、意の如くならざるもの、恒(つね)に十に七、八に居(お)


  2. 好死不如悪活(通俗編(つうぞくへん)

    好死(こうし)は悪活(あくかつ)に如(し)かず

    「好死」は立派な死に方、いさぎよい死に方、
    「悪活」はみじめな生き方、見苦しい生き方。
    見苦しい生き方でも、死ぬよりはましだ、の意。



  3. 不怨天、不尤人(論語(ろんご)

    天を怨みず、人を尤(とが)めず


  4. 遇不遇者時也(荀子(じゅんし)

    遇と不遇とは時なり

    「遇」とは何をやってもトントン拍子にうまくいくこと、「不遇」はその逆。


  5. 百年俟河清(左伝(さでん)

    百年河清(かせい)を俟(ま)

    「河」は黄河、黄河はいつも濁っていて澄むことがない。いつまで待っても仕方のないこと。


  6. 伏久者飛必高(菜根譚(さいこんたん)

    伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し

    長いあいだうずくまって力を蓄えていた鳥は、いったん飛び立てば、必ず高く舞い上がる。


  7. 禍福無門、唯人所召(左伝(さでん)

    禍福(かふく)は門なし、ただ人の召(まね)く所

    幸せも不幸せも特別な門があって入ってくるわけではない、みな当人が招くのである。


  8. 転禍而為福(戦国策(せんごくさく)

    (わざわい)を転じて福と為す


  9. 不患人之不己知、患不知人也(論語(ろんご)

    人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患う

    人が自分を認めてくれないというのは筋違いである、自分こそ他人の真価を理解できないのではないか。


  10. 天網恢恢、疎而不失(老子(ろうし)

    天網恢恢(てんもうかいかい)、疎(そ)にして失わず

    天の網(天の裁き)はこの上なく大きく、編み目こそ荒いが、なにひとつ取り逃がすことはない。


  11. 徳不孤、必有隣(論語(ろんご)

    徳は孤(こ)ならず、必ず隣(となり)あり

    徳は決して孤立しない。かならず、理解者が現れる。


  12. 楽天知命、故不憂(易経(えききょう)

    天を楽しみ命(めい)を知る、故に憂えず


  13. 舟覆乃見善游、馬奔乃見良御(淮南子(えなんじ)

    舟覆(くつがえ)りてすなわち善(よ)く游(およ)ぐを見、
    馬奔(はし)りてすなわち良く御するを見る

    舟がひっくり返ったときに、はじめて泳ぎの達者な人間かどうかがわかる。
    馬が走りだしたときに、はじめて乗りこなす術を心得ている人間かどうかがわかる。
    (ピンチの時にはじめて人間の真価がわかるのである。)



  14. 於不可已而已者、無所不已(孟子(もうし)

    (や)むべからざるに於いて已むる者は已まざる所なし

    やめてはならない所でやめる人間は、何をやっても中途半端なことしかできない。


  15. 疾風知勁草(後漢書(ごかんじょ)

    疾風に勁草(けいそう)を知る

    「勁草」は強い草の意。


  16. 窮則変、変則通(易経(えききょう)

    窮すれば則ち変ず、変ずれば則ち通ず

    事態がどん詰まりの状態にまで進むと、そこで必ず情勢の変化が起こり、
    変化が起こると、そこから新しい展開が始まる。



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