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人生訓1

  1. 呑舟之魚不游枝流(列子(れっし)

    呑舟の魚は枝流に游(およが)

    舟をひと呑みにするような大きな魚は川の支流では泳がない。(大きな目標を持つこと、環境を整えること)


  2. 上善如水(老子(ろうし)

    上善(じょうぜん)は水の如し

    「上善」とはもっとも理想的な生き方。(水はきわめて柔軟であり、人の嫌う低い所へ流れ、ものすごいエネルギーを秘める。)


  3. 寧為鶏口、無為牛後(史記(しき)

    むしろ鶏口(けいこう)となるも牛後(ぎゅうご)となるなかれ


  4. 知仁勇三者天下之達徳也(中庸(ちゅうよう)

    知、仁、勇の三者は天下の達徳なり

    「達徳」とは徳の中の徳、「知」とは深い読みのできる能力、物事を適切に処理できる能力、
    「仁」とは思いやり、「勇」とは勇気、決断力。



  5. 君子有三楽(孟子(もうし)

    君子に三楽あり

    君子のような立派な人物には三つの楽しみがある。
     (一、父母がともに健在で、兄弟がそろって息災であること
      一、どこから見ても恥ずかしくない生き方をしていること
      一、すぐれた英才を見いだして、その成長を助けてやること)



  6. 人皆知有用之用而莫知無用之用也(荘子(そうじ)

    人みな有用の用を知りて、無用の用を知るなきなり

    無用だと思われているものこそ実は有用である。


  7. 人生如白駒過隙(十八史略(じゅうはっしりゃく)

    人生は白駒(はっく)の隙(げき)を過ぐるが如し

    人生は、戸の隙間から白馬が走りすぎるのを見るように、ほんの一瞬のことにすぎない。


  8. 蝸牛角上之争(荘子(そうじ)

    蝸牛(かぎゅう)角上(かくじょう)の争い

    かたつむりの角の上での争いのように、ささいな争い


  9. 三十而立、四十而不惑(論語(ろんご)

    三十にして立ち、四十にして惑わず

    十五歳のとき学問で身を立てようと決心し、三十歳でその基礎ができ、
    四十歳で自分の進む方向に確信がもてるようになった。さらに五十歳で天命を自覚し、
    六十歳のときにはどんな意見にも耳を傾けられるようになり、七十歳になると欲望のままにふるまっても
    人間の規範を逸脱しないような自在の境地に達することができた。
    (吾、十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず。五十にして天命を知る。
    六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず。)



  10. 大道以多岐亡羊(列子(れっし)

    大道(たいどう)は多岐なるを以って羊を亡(うしな)

    大きな道には分かれ道が多い。だから、逃げた羊を見失ってしまう。


  11. 清能有容、仁能善断(菜根譚(さいこんたん)

    (せい)にしてよく容(い)るるあり、仁にしてよく断を善(よ)くす

    清廉であってしかも包容力がある。思いやりがあって決断力に富んでいる。


  12. 報怨以徳(老子(ろうし)

    怨みに報いるに徳を以ってす


  13. 臨難毋苟免(礼記(らいき)

    難に臨んでは苟(いやしく)も免(まぬが)れんとするなかれ

    困難にぶつかった時に逃げ腰になるな。


  14. 窮亦楽、通亦楽(荘子(そうじ)

    窮もまた楽しみ、通もまた楽しむ


  15. 人生百年、昼夜各分(列子(れっし)

    人生百年、昼夜おのおの分(なか)ばなり


  16. 慮事深遠、則近於迂矣(宋名臣言行録(そうめいしんげんこうろく)

    事を慮(おもんぱか)ること深遠なれば、則ち迂(う)に近し

    「迂」は遠回り、これからまだるっこいの意。周到に考えをめぐらすので、どうしても迂に見える。
    見かけだけにとらわれず、長所のほうも評価してほしい。



  17. 人生如朝露(漢書(かんじょ)

    人生は朝露の如し

    人生は朝露のように、はかなく短い。


  18. 人生減省一分、便超脱一分(菜根譚(さいこんたん)

    人生、一分を減省せば、すなわち一分を超脱す

    人生では、なにごとも減らすことを考えれば、それだけ俗世間から脱け出すことができる。


  19. 往者不追、来者不拒(孟子(もうし)

    往く者は追わず、来(き)たる者は拒まず


  20. 鷦鷯巣於深林不過一枝(荘子(そうじ)

    鷦鷯(しょうりょう)、深林に巣(す)くうも一枝(いっし)に過ぎず

    みそぎさいという鳥は林の奥深く巣をつくるが、必要とするのはたった一本の枝に過ぎない。


  21. 寿則多辱(荘子(そうじ)

    寿(いのちなが)ければ則ち辱(はじ)多し


  22. 四時之序、成功者去(史記(しき)

    四時の序、功を成す者は去る

    「四時の序」とは春夏秋冬が移り変わること。役割を終えたものは去っていく。


  23. 己所不欲、勿施於人(論語(ろんご)

    己の欲せざる所は人に施すなかれ

    人からされたくないことは、自分のほうからも人にしない。


  24. 問余何事栖碧山、笑而不答心自閑、
    桃花流水杳然去、別有天地非人間
    (古文真宝(こぶんしんぽう)

    (われ)に問う 何事か碧山(へきざん)に栖(す)むと 笑って答えず 心自(おのずか)ら閑(かん)なり
    桃花(とうか)流水 杳然(ようぜん)として去り 別に天地の人間(じんかん)に非(あら)ざるあり

    世間の人々は、どうしてこんな山奥に住んでいるのかとたずねる。
    私はただ笑って答えないが、まことにのんびりとこの環境を楽しんでいるのだ。
    ごらん、桃の花びらが川面に浮かんでゆったりと流れ去り、
    俗世間とはまったく異なる風情があるではないか。



  25. 安時而処順、哀楽不能入也(荘子(そうじ)

    時に安んじて順に処(お)れば、哀楽入(い)る能(あたわ)

    時のめぐり合わせに安んじ、自然の成りゆきに従えば、哀も楽もなく、いっさいの束縛から開放される。


  26. 直木先伐、甘井先竭(荘子(そうじ)

    直木(ちょくぼく)は先ず伐(き)られ、甘井(かんせい)は先ず竭(つ)

    樹木はまっすぐで材木に適しているものからまず切り倒され、井戸は甘い水のでるものからまず飲み尽くされてしまう。


  27. 年年歳歳花相似、歳歳年年人不同(唐詩選(とうしせん)

    年年歳歳、花相似(あいに)たり、歳歳年年、人同じからず

    花は毎年同じように咲くが、それをめ愛づる人は年ごとに変わっている


  28. 曲則全(老子(ろうし)

    曲なれば則ち全(まった)

    曲がっているからこそ生命を全うできる


  29. 己欲立而立人、己欲達而達人(論語(ろんご)

    己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す

    自分の名誉を大切に思うなら、まず他人の名誉を重んずる。自分が自由でありたければ、まず他人の自由を重んずる。


  30. 以不貪為宝(左伝(さでん)

    (むさぼ)らざるを以って宝と為す


  31. 功遂身退、天之道也(老子(ろうし)

    (こう)と遂げ身(み)退(しりぞ)くは天の道なり

    仕事を成し遂げたら身を引くのが天の道である。


  32. 不義而富且貴、於我如浮雲(論語(ろんご)

    不義にして富み且つ貴きは、我に於いて浮雲(ふうん)の如し

    悪いことをして金や地位を手に入れ、派手な暮らしをするのは、私からみれば空に浮かぶ雲のようなものだ。


  33. 知者楽水、仁者楽山(論語(ろんご)

    知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ(知者は動き、仁者は静かなり)


  34. 呼我馬也、而謂之馬(荘子(そうじ)

    我を馬と呼ばば、これを馬と謂わん

    わたしを馬と呼ぶならば、馬だと認めるだろう。(人がそういうからには根拠があってのことであるから、わたしは逆らわない。)


  35. 衆曲不容直、衆枉不容正(淮南子(えなんじ)

    衆曲(しゅうきょく)は直(ちょく)を容いれず、衆枉(しゅうおう)は正(せい)を容れず

    「衆曲」とは全体が曲がっていること、「衆枉」は全体がまちがっていること。


  36. 発憤忘食、楽以忘憂(論語(ろんご)

    (いきどお)りを発して食を忘れ、楽しみて以って憂いを忘る

    時勢を憂えると食事のことも忘れ、楽しみごとに熱中すると心配ごとも忘れてしまう。


  37. 断而敢行、鬼神避之(史記(しき)

    断じて敢行(かんこう)すれば鬼神もこれを避く

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