著作権の基礎知識

(参考文献:日経ネットビジネス 2000年4月号)

[ 著作物の種類と著作権を与えられない著作物 ]

代表的な著作物
言語 小説、脚本、論文、講演、手紙、投稿メッセージ
音楽 楽曲、楽曲を伴う歌詞
舞踊・無言劇 日本舞踊、バレエ、ダンスなどの舞踊、パントマイムの振り付け
美術 絵画、版画、彫刻、漫画、書、コンピュータグラフィクス
建築 建築物自体
地図、図形 地図と学術的な性質を有する図面、図表、模型、建築物設計図
映画 劇場用映画、テレビ映画
写真 写真、グラビア
プログラム コンピュータプログラム
二次的著作物 原著作物を翻訳、編曲、変形、翻案し作成したもの
編集著作物 百科事典、辞書、新聞、雑誌、詩集などの編集物
データベース データベース
著作権を与えられていない例外的な著作物
(1) 憲法そのほかの法令(地方公共団体の条例、規則も含む)
(2) 国や地方公共団体の告示、訓令、通達など
(3) 裁判所の判決、決定、命令など
(1)から(3)の翻訳物や編集物で国または地方公共団体の作成するもの

[ フェアユース(権利者の許諾無しで、著作物を利用できる場合)]

私的利用のための複製
図書館などにおける複製
引用
教科書などへの掲載
学校教育番組の放送など
学校などにおける複製
試験問題としての複製
点字による複製など
非営利目的の上演など
時事問題の論説の転載など
政治上の演説などの利用
時事事件の報道のための利用
裁判手続きなどにおける複製
放送などのための一時的固定
美術の著作物などの所有者による展示
公開されている彫刻などの美術の著作物の利用
展示に伴う小冊子などへの掲載
プログラムの複製物の所有者による複製