平成15年度自衛隊記念日観艦式

2000年10月26日


出港と航行

前回(平成12年)は、雨が降る悪天候でしたが、今回は晴れました。しかし、台風が洋上を通過中のため相模湾は波、うねりがあり揺れました。
私は観閲付属部隊第2群2番艦の掃海母艦「ぶんご」で乗りました。排水量は5,700tで、参加艦艇中では大きいほうなのですが、ローリングにピッチングと揺れて、立っていて何度かふらつきました。「ぶんご」より小さいヘリ搭載護衛艦がスタビライザーのおかげであまり揺れていないのが、ちょっと癪でした(笑)。
参加艦艇は、横須賀地区(吉倉、船越、横須賀新港)、IHI MU、横浜地区(横浜大桟橋、横浜新港、瑞穂埠頭)、木更津港から出港します。「ぶんご」は船越から出航です。
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第三海堡
明治から大正にかけて約30年の月日をかけて、東京湾防衛用の砲台として建設されるも、関東大震災で崩壊、水没。暗礁となり、船舶航行には危険となっているため、現在撤去中。海保残骸が漁礁の役目をはたしており、付近は良好な漁場となっています。

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「ぶんご」右舷に着舷していた「うらが」が出港していきます。 続いて、訓練支援艦「くろべ」の出港。手前は、「ぶんご」の防舷材を取りに来た曳船"YT-60" 出港する「ゆうべつ」 出港する「ゆうぐも」。
「ゆうべつ」「ゆうぐも」は訓練展示でボフォース発射を展示
「ぶんご」を岸壁から引き離そうと後進をかけるタグボート。前方と後方で計2隻のタグボートが5700tの船体を引っ張ります。
出港した「ぶんご」より後方を望むと潜水艦救難艦「ちはや」が港から出てきました。 つづいて、船越から出港する訓練支援艦「てんりゅう」
「ちはや」「ぶんご」「てんりゅう 」で観閲付属部隊第2群を編制します。
「ぶんご」の右舷側を追い越してゆく「ちはや」。見学者で一杯です。 吉倉から出港する「むらさめ」観閲部隊の先導艦です。「むらさめ」に続いて簡閲部隊の各艦が出港してきました。 第三海堡の残骸。写っているのは、おそらく、側防用15センチカノン砲台付近。画面中央やや左のブイは残骸を知らせるためのもので、海堡を取り囲むように配置されています。
 
浦賀水道を航行する「ぶんご」の後続艦。中央は「てんりゅう」、その右は”ゆき”型(あさゆき?)右端の艦は、たぶん”きり”型。左端は「むらさめ」 「うらが」左舷にならぶ「いそゆき」。「うらが」と、発光信号と手旗信号で交信。 「いそゆき」に後続しながら、「うらが」の左舷を追い越していく「はるゆき」(右)と「あさゆき」。
「いそゆき」「はるゆき」「あさゆき」で観閲第1群を編制
観閲艦「しらね」に着艦する小泉総理大臣が搭乗するSH-60J。着艦時に風に向かって走るため、他の艦とは離れています。